黎明の書 ~神々の章~

かつて世界は
富み栄えた

まずこの世にありしは

世界のおやなる二柱 世界の主なる天空の王

次に

天の伴侶はんりょなる光の王パリア

夜の娘なる月の王スゥルフィエ 死の息子なる破壊の王ダイシェス

大地の王カリブンクル 水の王セティオ 風の王オブガルテス 火の王イフェスティア

天の娘なる七柱ゥラニオトッカ

その後 数多あまたの神々の子供たち


神々はその身より神々を生み その手より造った

大地の王は木と草を

水の王は泉と川を

風の王は五つの流れを

火の王は山と洞窟どうくつ

天の娘たちはにじ

数多の神々は 虫を 獣を 鳥を 魚を

様々に生きるものを

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