Nefertari

Portrait of Nefertari on the south wall of the tomb.
 
 「エジプト最高の美」とも言われる、ラムセスU世の王妃ネフェルタリの墓。模写と言うか何と言うか・・墓室南壁の壁画に描かれた彼女を、ちょっと遠近法西洋画ちっくにしてみました。こんな感じではないかと。そのまま描いただけなので、調べ物が少なくてクレオパトラより遥かに楽だった。これも大学の課題。いや、こんな絵描けなんて誰も言わないけどね。楽しいんだもん。

 ジプト三大美人の一人。
 夫は新王国時代第19王朝のファラオ、ラムセスU世(即位名ウセルマァトラー・セテプエンラー)在位期間は紀元前1279年から1212年。建築王であり、将軍王でもあるラムセスの傍らで、彼の治世の24年間、彼を支え続けた王妃。

 には、遠征に出かけた夫の留守を守ってエジプトを治め、時には、敵国ヒッタイトの王妃に手紙を出して和平交渉。夫の影となり、日向となった「両土(上エジプトと下エジプト。死の砂漠と命あるナイル川の畔という意味でもあるのかも)の女主人」。長命なラムセスと、長い時間、共にはいられませんでした。・・佳人薄命ね。(え?そう見えない?それは画力・・)
 多くの女性と子供を手にしたラムセスですが、最愛の妻は彼女一人。
 彼はアブ・シンベルの大地で、彼女とハトホル女神の為に神殿を捧げました。自分の巨像が立ち並ぶ大神殿の隣に。
 例え肉体が滅びても、永久に二人が離れることのないように。
 そして、若くして亡くなった彼女の為に、エジプト中で最も美しい墓を造らせました。
 「最も美しい女性」ネフェルタリが、永久に輝き続けるように。

 ・・上記、かなりポエムってます。
 ホントの歴史を詳しく知りたい人がいたら、そういう本で調べて下さい。「英雄、色を好む」の例外に洩れず、ラムセスかなり女誑しです。いや、でも一番愛してたのは本当だと思う。
 どーでもいいけど、髪は全部剃り落としてたようです。鬘取ったらぱげです。たぶん。

♪「望郷」 Music by Vagrancy.