Granum

 地霊王

 「精霊シリーズは生っぽく描いてみようかな♪」企画第二弾。
 今だかつてないほどグロいブツに仕上がった地霊王グラーヌム。

 本体は『西』のメイシャの森に生えているイチイの雄株だが、長い年月の内に近くにあった別の樹木やら寄生植物やら色々なものが混じり合い、更には虫やら鳥やら小動物の巣にもなっていて、どこからどこまで「グラーヌム」なのか訳が分からないことになっている。それらの命の複合体と言ってもいいし、もっと言えばメイシャの森全体の意思の結晶なのかもしれない。イチイの雄株単体の名前はグラナトゥム・カリブンクルスらしいが、自分でも覚えてるかどうか不明。

 琺夜族の友達。本体イチイの樹齢は推定6千年±5百年。
 木の中から抜け出して森の生き物を脅かすのが趣味。時には魂を抜き取って食ったりもする。

 甘くて美味しい赤い実以外は全て有毒。枝から槍や矢や毒ができます。うっかり種を噛み砕くと死にます。