Leyre 謎語が分からん
よろしい、ならば空耳だ その5

"Turaida"収録曲。
NHK BSプレミアム「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」及び「ダークサイドミステリー」のED。
これも歌詞カードに歌詞は書いてある。やはり音の量に対して文字が少ない。読めてたまるか。
解読できそうもないので、性懲りもなく空耳書いてみた。
まだコーラス重なってそう。

 曲名は造語だろうけど、自然言語にもいくつか同じ綴りの単語が存在する。敢えてこじつけるなら、中世の英語が一番それっぽい。ダークサイトミステリーに合ってる。

Leyreイレ)・・スペイン語。スペイン、ナバラ州にある山の名称。
 サン・サルバドール・デ・レイレ修道院(El monasterio de San Salvador de Leyre)が有名。かつてこの地に住んでいたLegionariusなる人物の名前に由来する。長い歴史の間に訛り、LairensisだのLeiorisだのLeyereだの他にも様々に呼ばれ、Leyreに落ち着いたらしい。ちなみに"legionarius"は、ラテン語の男性名詞で「軍団兵」または形容詞で「軍団の」。現代においては、地名に肖ってLeyreやLeire等の綴りで(主に女性の)人名としても使われるという逆転現象が起こっている。
Leyre(レイル)・・フランス語。フランス、ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏、ランド・ドゥ・ガスコーニュを流れる河川の名称。
 元々アキテーヌで水域を指す語Eyre(ガスコーニュ語ではEira)に定冠詞l'をくっつけて特定の川の名前にしたものらしい。L'Eyreとも綴るけど、アポストロフは省略されることも多い。
leyreーレ、イレ、ール、イル)・・中英語の名詞。「学習、指導、教育、知識、教義、研究分野、勧告、道徳的規範、行動規範、基準、適性、価値、物語」。
 多様な意味を持つ名詞lore(ーレ、ール)の異綴字の一つ。古英語の男性名詞lār(ール/教育、学習、教義)が少しずつ変化して、中世の時代には、lare,lele,leire,laire,lores等々、他にも様々な異綴があった。これが現代英語のlore(ア、ー)になる。
 現代語loreは「ある集団や特定分野固有の知の集積」ぐらいの意味。フォークロア(民間伝承)、ドラゴン伝説、宗教の教義、~家代々の知恵、魚類学者のお魚知識みたいなもの全般。
 ※中世の英語は、概ね綴りと読みが一致している。lとrは現代語と同じ。eyは[eː]か[ɛː]か[ai]、eは曖昧母音または黙字。

Sarca tiela sarfa tare
Aerastina canal fare
Forca sita forca crancu
Eavoruno col sarta

Safaluta safarine partono for costa
Curfera forstina farfa matiera

Mearingon falliesta farcas turtarta
(Mearinga etar fa tuma sarsa)
Tornesta tollesse forsa matie urza
(Metisto fanscie rova perimetica)

Fartina meligassa tugas turtanie merita
Fallansa tuimarita tadanza lacrime
Eltia eltin ia farto dita

Scian la laisa fala fan
Toru chenimo cada gioisti
Cartia laua
Toru cumofa timo lebe

Scian la laisa fala fan
Toru casni lacrimosa
Tica leisa ferita
Restia marta ietelte


(Seldia minti maica ciendi diera)


Mia vanta cal sento vuoltono tu carta
Sel giuca gia fane castora meri felia
Sciartia lemmuasa tu farfadie nocu
Sciarcana iellari postora acrique
cafa lacriasia zofara la di
(almadia asindia zofara la di)
Soltia merfa fordi costa liliensa
Meri iella casciufa
(lanlan lalala... lanlan lalala...)
For fustu tu mi
(lanlan lanlan)
lustic stia

Scian la laisa fala fan
Toru chenimo cada gioisti
Cartia laua
Toru cumofa timo lebe

Scian la laisa fala fan
Toru casni lacrimosa
Vastic tia vastic tiria
    (tina va tiria)
Poru custani merifa
Vastic tia vastic tiria
    (tina va tiria)
Poru forca por custani ia
   (forca tina por custani ia)

サルカ ティエラ サルファ ターレ
アエラスティナ カナル ファーレ
フォルカ スィータ フォルカ クランクー
エアヴォルノ コル サルタ

サファルタ サファリネ パルトノ フォル コスタ
クルフェラ フォルスティナ ファルファ マティエラ

メアリンゴン ファリエスタ ファルカス トゥルタルタ
(メアリンガ エータル ファ トゥマ サルサ)
トルネスタ トッレッセ フォルサ マティエ ウルツァ
(メティスト ファンシェ ローヴァー ペリメティカ)

ファルティナ メリガッサ トゥーガス トゥルタニエ メリタ
ファーッランサ トゥイマリタ ターダンツァ ラークリメ
エルティヤ エルティン ヤ ファルトー ディータ

シャン ラ ラーイザ ファラ ファーン
トル ケニモ カダ ジョイスティ
カルティヤ ラウワー
トル クモファ ティモ レーベ

シャン ラ ラーイザ ファラ ファーン
トル カスニ ラクリモーザ
ティカ レイザ フェリタ
レスティア マルタ イェーテルテ


(セルディア ミンティ マイカ チェンディ ディエラ)


ミア ヴァンタ カル セント ヴオールトノ トゥ カルタ
セル ジュカ ジャ ファネ カストラ メリ フェリア
シャルティヤ レムワサ トゥ ファルファディエ ノーク
シャルカナ イエッラリ ポストーラ アクリケ
カーファ ラクリアズィア ゾファーラ ラ ディー
(アルマディア アスィンディーア ゾファーラ ラ ディー)
ソルティア メルファ フォルディ コスタ リリエンザ
メリ イェラ カシュファ
(ランラン ラララ ランラン ラララ)
フォル フストゥ トゥ ミ
(ランラン ランラン)
ルスティク スティア

シャン ラ ラーイザ ファラ ファーン
トル ケニモ カダ ジョイスティ
カルティヤ ラウワー
トル クモファ ティモ レーベ

シャン ラ ラーイザ ファラ ファーン
トル カスニ ラクリモーザ
ヴァスティク ティヤ ヴァスティク ティリヤ
       (ティーナ ヴァー ティリヤ)
ポール クスタニ メリファ
ヴァスティク ティヤ ヴァスティク ティリヤ
       (ティーナ ヴァー ティリヤ)
ポール フォルカ ポール クスタニ ヤー
     (フォルカ ティナ ポール クスタニ ヤー)

 「螺旋の涙」の歌詞にも「ラクリモザ」はあったけど、これはcaTraの言語とは別系統だろうな。

参考資料:
https://es.wikipedia.org/wiki/Monasterio_de_Leyre#cite_note-Belasko-11
https://fr.wikipedia.org/wiki/Eyre_(fleuve)
https://en.wiktionary.org/wiki/lore#Middle_English
https://quod.lib.umich.edu/m/middle-english-dictionary/dictionary/MED26096

※上記のローマ字及びカタカナは、歌詞分からんけど口遊みたいオタクによる空耳です。
デタラメこの上ない落書きですので、ご注意を。