Heart of Prominence
love solfege 『スト・ナ・クヱタ』より
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

タイトルは、「とんがりの心」で「プロミネンス(紅炎)の心」なんかな。
歌詞カードのはまの真砂先生のイラストが、痛々しくも、もふっと可愛い。

作詞&歌唱、真名辺あやさん。

ご本家様特設ページ

何とbandcampで無料で聴けます!
勿論惚れたらお金も払えます!

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

一つずつは、ほんの小さな、小さなひずみだった
ざっと一瞥されて、
いつも道端に掃き捨てられた

嵩み続ける軋み
ある日突然、気付かない内に瓦解するんだろう
そんなことになっても不思議じゃない

打ちのめされた記憶が降り注ぐ
時は来た
今、誰もが傷を開く
そうして、冷たい薄板の上に、それぞれの剥き出しの心臓が並べられて、
私たちは、自分自身がどんな風に見えたのか、
大きな戦慄と共に知るんだ
その時、祝福みたいに、
北極光オーロラの天蓋が生まれ出て、
私たちに降りかかるだろう


一つずつは、確かにただの、とても小さなひずみだった
一つ一つについて騒ぎ立てることさえ、
いつも馬鹿げたことと片付けられた

「大したことじゃない」
「実はほとんど忘れてた」
「それほどうまくやれなかったらどうしよう?」
「そんなのいくらでもあることでしょ?」

「誰もが通る道なんだ」
「不平を言っても仕方ない」
「黙っていたら世の中回り続けるよね?」



でも本当は、
私たち、最初からずっと微かな泣き声が聞こえてた
いつから気付かないふりをするようになった?
何が耳を塞いでいた?
勿論、あなたは分かってる
さあ、思い出すんだ
ひとりぼっちで泣きじゃくる、小さな子供が誰だったのか


打ちのめされた記憶が降り注ぐ
時は来た
今、誰もが傷を開く
そうして、冷たい薄板の上に、それぞれの剥き出しの心臓が並べられて、
私たちは、自分自身がどんな風に見えたのか、
大きな戦慄と共に知るんだ
その時、私たちの心がどう染め上げられたのか分かる筈
あなたの心は燃えるような赤だろうか?

打ちのめされた記憶が縒り合わされる
今、誰もが傷を縫い合わせるための糸を紡ぐ
それぞれの剥き出しの心臓がそれぞれの手で癒されて、
もう一度、私たちの胸の中でとても温かく脈打ち始める
その時、祝福みたいに、
北極光オーロラの天蓋が生まれ出て、
私たちに降りかかるだろう

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 ううむ。ロックでポリトーナル。加藤広明さんの超絶技巧ギター。真名辺あやさんによる繊細な歌詞とクールな歌唱。私にはまだこの曲の本当の良さが理解できていない気がする。聴き込まねば。
 「スト・ナ・クヱタ」リリース前特別配信ラジオ第3回で、坂田さんと真名辺さんご自身によるこの曲の制作秘話が聞けるぞ。
 それはそうと、"Now everyone opens their scars"!? "And each bare heart is lined up on a cold thin plate"!? 比喩表現だと分かってるんですよ。でもですね、こう、アステカみたっぷりの「鏡合わせの翡翠」の後ですとね、すごい怖く聞こえてですね。「傷痕開いて心臓取り出して並べる(物理)」じゃねーから!
 1曲1曲違う世界観でありつつ、コンセプトが共通で、アルバム全体で伝えたいメッセージが見えて来て、やっぱり「love solfegeはいいぞ」に落ち着くな!

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

この文章書いてる人は英語に関して勉強不足のド素人です。
このページはあくまで『スト・ナ・クヱタ』CD等買った人向け、
センスのない翻訳もどきであって、
著作権侵害の意図はありません。が、もし怒られたら消えます。

参考文献
・『アドバンスト フェイバリット英和辞典』(東京書籍 2003 第2刷)