il soffione イタリア語メモ 
love solfege 『キネレスアルケの長い永い一夜 -the colors of wonders』より

「夢のように 儚く
ゆくりなく 消えゆく夜」の後、
のこされたもの。
歌手はRitaさん。

メモはイタリア語部分のみ。

ご本家様特設ページ

bandcampで無料で聴けるようになりました。
勿論惚れたらお金も払えます。
サブスク各種でも聴けます!

※動詞の法(ムード)は、特に接続法とか条件法とか書いていない限り直説法です。

il(イル)・・男性名詞単数形につく定冠詞。
soffione(ソッフィーネ)・・「(セイヨウ)タンポポ」。男性名詞単数形。他に「火吹き筒、ふいご、噴気孔(地質学用語)」などの意味もある。自他動詞soffiareソッフィーレ{息を吹く、(風が)吹く、吹きつける、吹き飛ばす、掠め取る、告げ口をする}の語幹に接尾辞-oneがついて「よく吹くもの、吹く要素のあるもの」を意味する単語。タンポポは果序(綿帽子)の特徴からこう呼ばれる。
 イタリア語におけるタンポポの呼び名はとても沢山ある。タンポポ属の学名Taraxacumと同じくアラビア語のタンポポやチコリーを指す男性名詞طَرَخْشَقُون(タラハシャーン)から付いたtarassacoッサコ、英語のdandelionと同じく「ライオンの歯」dente di leoneンテ・ディ・レーネ、フランス語のpissenlitピサンリと同じく「おねしょ」piscialettoピッシャット、「犬のおしっこ」pisciacaneピッシャーネ、「羊飼いの時計」orologio del pastoreオロージョ・デル・パスーレ、その他色々。けど、このアルバムに入る曲のタイトルとしてはsoffione以外にない気がする。「女神の気吹」とほんのり呼応してる?とか、他の用法から火や大地の力を連想させる意図が?とか深読みしたくなる。

『タンポポ』

طَرَخَشْقُون(タルハシューン)とかطَرَخْشَقُون(タラフシャーン)とか、違う母音が付くことも。語源は「貧者のハーブ」を意味する中期ペルシア語らしい。ちょっとそっちの知識はない。
 Taraxacumやtarassacoの語源として、古典ギリシア語の女性名詞ταραχή(タラー 障害、混乱、騒動)+中性名詞ἄκος(コス 治療、治療法)だと語られることもある。

《みんな幻だったの?》
eraーラ)・・「(それは)~だった」。英語のbe動詞に当たる自動詞essereッセレの三人称単数半過去形。ここでは過去のある時点での状態を表す。
tuttaトゥッタ)・・「全部」。形容詞tuttoトゥット(全ての、全部の)の女性単数形。ここでは「questa serata(この一夜いちにち)中全て」を指してるってことでいい?
una(ウナ)・・女性名詞(単数形)につく不定冠詞。
farsaファルサ)・・「笑劇、茶番劇、道化芝居、茶番、道化、冗談、ファルス(喜歌劇)」。女性名詞単数形。

『全部お芝居だったの?』

《優しい嘘だったの?》
eraーラ)・・「(それは)~だった」。英語のbe動詞に当たる自動詞essereッセレの三人称単数半過去形。過去のある時点での状態を表す。
una(ウナ)・・女性名詞(単数形)につく不定冠詞。
bugia(ブーア)・・「嘘、偽り、虚言」。女性名詞単数形。
dolceルチェ)・・「甘い、甘美な」。形容詞単数形。

 表題曲「キネレスアルケの長い永い一夜」のメモを作ったので、こちらも。書くこと少ないから、ついでにタンポポの花言葉とか検索してみようかね。
 花言葉-由来様によると、日本におけるタンポポの花言葉は「愛の神託」、「神託」、「真心の愛」、「別離」だそうな。
 これだけでうるっと来そうだけど、イタリア語でもちょっと検索してみた。ロンバルディア州で3店舗を展開する花屋AMORILLOのオーナー、Elisabetta様によると、伊語におけるタンポポの花言葉(linguaggio dei fiori)は、"la forza(力強さ)"、"la speranza(希望)"、"la fiducia(信頼)"で、"il distacco(別離)"や"il viaggio(旅)"の概念にも結びついている、とのこと。他にも色々興味深いこと書いてあるんだけど、
 「タンポポの綿毛を吹くのは主に子供であることから、"l'infanzia(幼少期)"と"l'innocenza(純真さ)"を象徴している。これは永遠に失われた何かではなく、むしろ美しい過去の思い出や、それと同じようにバラ色の未来への希望と結びついたポジティブなニュアンスを示す。」
 「黄色い花から白い綿毛へと変容するタンポポのライフサイクルは、昼と夜、太陽と月の交代をも象徴している。」
 「タンポポはあの世の霊たち(gli spiriti dell'aldilà)と繋がりを持つことができる一種の懸け橋と見做されてきた。」
 ねー!この辺り、ちょっと、ねー!
 (※今のところ、特に民話伝承文学作品等の裏付けは取ってません。素敵なお花屋さんのお話に「ほぇ~!」って言ってるだけです。)

 Ritaさんの歌声のさあ、この悲しくも寂しくもありつつしっかりした強さがさあ!ああ、この子の行く先は大丈夫だなと思えるよね!「一夜」も安心するかな?「あまりの 愛おしさに」泣く!鎌北さんの歌う「星を見たある日」の歌詞だけど!これからこっちへそしてラスト「長い永い夢のあとで」でずっと泣いてる。纏めて聴くべし!てかこのアルバムほんと名盤だから全部聴くべし!

 


背景素材を(加工の上)お借りしています↑

この文章書いてる人はイタリア語に関してド素人です。
花言葉云々についてもがっつり門外漢です。
このページはあくまで『キネレスアルケの長い永い一夜』CD等買った人向け、
参考にならない辞書もどきであって、
著作権侵害の意図はありません。が、もし怒られたら消えます。


参考資料

・"Wikipedia"内"Taraxacum officinale" https://it.wikipedia.org/wiki/Taraxacum_officinale
・『花言葉-由来』内『タンポポの花言葉』 https://hananokotoba.com/tanpopo/
・"AMORILLO Fiori"内"Tarassaco o soffione?"
https://www.amorillofiori.com/tarassaco-dente-di-leone-o-soffione-ma-chi-sei-veramente/?srsltid=AfmBOoqVvy40Sp8nPaI_zbcgzU5oS8kORLUtHucVkOKaB19MULvNYLwY