黎明(れいめい)の書 創世そうせいの章〜

混沌こんとんしずかに 乙女があった

混沌の静に 男があった


神なる乙女は孤高ここうの者 その名のごとく闇なる者

神なる男は孤高の者 その名の如く冷たき者


神なる乙女は男にった 彼女を見る唯一の男に

神なる男は乙女に逢った 命失わぬ唯一の乙女に


神なる二柱ふたはしらは望んだ

互いが共に在るところ 互いが共に在る世界を


かくして世界はつくられた

シェイトの名を持つ乙女

ディーシェの名を持つ男によって

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