Istoria~Kalliope~ ギリシア語(ギリシャ語)メモ2.Istoria
Istoria Ιστορία |
※志方さんのδはやっぱり「ザ、ズィ、ズ、ゼ、ゾ」より「ダ、ディ、デュ、デ、ド」の方が近いよなぁ。公式でδのルビはダ行になってるもんなぁ・・と思いつつ、相変わらずザ行で読み仮名振ってます。気になる方は正確なギリシア語の発音を学んでみたりとかry適当に置き換えてお読み下さい。
※ギリシア文字による単語表記、( )内カナ読みに続いて、( )内が綴りに準拠したローマ字転写、[ ]内が発音に準拠したローマ字転写となっています。
※動詞の相(アスペクト)は、「アオリスト相」とか「完了相」とか書いてない限り継続相、態(ヴォイス)は受動とか中動とか断りがなければ能動態、法(ムード)は接続法とか命令法とか書いてなければ直説法です。
・άρχιδε(アルヒゼ)(archide)[árxiðe]・・「(それが)始まった」。(この場合は)自動詞αρχίζω(始まる)のアオリスト相過去三人称単数形。
・η(イ)(ē) [i]・・女性名詞単数主格につく定冠詞。
・εποχή(エポヒ)(epochē)[epoxí]・・「時代が」。女性名詞単数主格か対格。ここでは主格。「時代、時期、歴史上の時代区分、季節」などの意味がある。
・που(プ)(poy)[pu]・・「~するところの、that」。関係代名詞。
・ο(オ)(o)[o]・・男性名詞単数主格につく定冠詞。
・Θεός(セオス)(theos)[theós]・・「神が」。男性名詞単数主格。
※単数形になってるので「神々」ではない。頭が大文字だと普通はキリスト教の唯一神を指すけど、この場合は人々に対して「偉大な存在」って意味での大文字かな?
・και(キェ)(kai)[kje]・・「~と、そして」。接続詞。
・οι(イ)(oi)[i]・・男性または女性名詞の複数主格につく定冠詞。
・άνθρωποι(アンスロピ)(anthrōpoi)[ánthropi]・・「人々が」。男性名詞άνθρωπος(人間)の複数主格。男性名詞だけど、性別は問わず「人間」を指す。
・αντιμετωπίζουν(アンディメトピーズン)(antimetōpizoyn)[andimetopízun]・・「(それらが)向かい合う」。自動詞αντιμετωπίζω(向かい合う、対面する)の現在三人称複数形。
・ο(オ)(o)[o]・・男性名詞単数主格につく定冠詞。
・ένας(エナス)(enas)[énas]・・「ひとつが」。基数詞の1、または不定冠詞の男性(単数)主格。
・τον(トン)(ton)[ton]・・男性名詞の単数対格につく定冠詞。
・άλλον(アロン)(allon)[álon]・・「もう一人に」。不定代名詞άλλος(もう一つの、もう一方の)の、この場合は男性単数対格。"ο ένας τον άλλο(ν)"で「お互いに」。άλλοでもάλλονでもいい。
・άρχιδε(アルヒゼ)(archide)[árxiðe]・・「(それが)始まった」。(この場合は)自動詞αρχίζω(始まる)のアオリスト相過去三人称単数形。 ・η(イ)(ē) [i]・・女性名詞単数主格につく定冠詞。 ・εποχή(エポヒ)(epochē)[epoxí]・・「時代が」。女性名詞単数主格か対格。ここでは主格。「時代、時期、歴史上の時代区分、季節」などの意味がある。 ・που(プ)(poy)[pu]・・「~するところの、that」。関係代名詞。 ・ο(オ)(o)[o]・・男性名詞単数主格につく定冠詞。 ・Θεός(セオス)(theos)[theós]・・「神が」。男性名詞単数主格。 ・και(キェ)(kai)[kje]・・「~と、そして」。接続詞。 ・οι(イ)(oi)[i]・・男性または女性名詞の複数主格につく定冠詞。 ・άνθρωποι(アンスロピ)(anthrōpoi)[ánthropi]・・「人々が」。男性名詞άνθρωπος(人間)の複数主格。男性名詞だけど、性別は問わず「人間」を指す。 ・αντιμετωπίζουν(アンディメトピーズン)(antimetōpizoyn)[andimetopízun]・・「(それらが)向かい合う」。自動詞αντιμετωπίζω(向かい合う、対面する)の現在三人称複数形。 ・ο(オ)(o)[o]・・男性名詞単数主格につく定冠詞。 ・ένας(エナス)(enas)[énas]・・「ひとつが」。基数詞の1、または不定冠詞の男性(単数)主格。 ・τον(トン)(ton)[ton]・・男性名詞の単数対格につく定冠詞。 ・άλλον(アロン)(allon)[álon]・・「もう一人に」。不定代名詞άλλος(もう一つの、もう一方の)の、この場合は男性単数対格。"ο ένας τον άλλο(ν)"で「お互いに」。άλλοでもάλλονでもいい。 |
※枠内はバックコーラスと言うか・・コーラス1で"αντιμετωπίζουν ο ένας τον άλλον"歌ってる間にコーラス2で重ねてる歌詞部分です。
『神と人々が、互いに向かい合う時代が始まった』
・μπορείτε(ボリテ)(mporeite)[boríte]・・接続法の動詞を伴って、「(君たちは)~できる」。自動詞μπορώ(~することができる)の現在二人称複数形。 ・να(ナ)(na)[na]・・動詞の接続法につく接続詞。 ・ακούσετε(アクセテ)(akoysete)[akúsete]・・自・他動詞ακούω(聞く、聞こえる)の接続法アオリスト相二人称複数形。"μπορείτε να ακούσετε;"で「(君たちは)聞こえる?」。 ・αυτή(アフティ)(aytē)[aftí]・・「この、その」。指示代名詞αυτόςの女性単数主格または対格形。こいつがついても冠詞は取れない。 ・τη(ティ)(tē)[ti]・・女性名詞の単数対格につく定冠詞。 ・φωνή(フォニ)(phōnē)[foní]・・「声を」。女性名詞単数主格または対格。ここでは対格。 『あなたたちにこの声が聴こえますか?』 ・μπορείτε(ボリテ)(mporeite)[boríte]・・接続法の動詞を伴って、「(君たちは)~できる」。自動詞μπορώ(~することができる)の現在二人称複数形。 『あなたたちにこの歌が聴こえますか?』 ・μπορείτε(ボリテ)(mporeite)[boríte]・・接続法の動詞を伴って、「(君たちは)~できる」。自動詞μπορώ(~することができる)の現在二人称複数形。 『あなたたちに夜明けの世界が見えますか?』 ・ελάτε(エラテ)(elate)[eláte]・・「(君たちが)来い」。異態動詞έρχομαι(来る、やって来る、行く、~になる)の命令法アオリスト相(二人称)複数形。 『おいでなさい ほら、じっと耳を傾けて その両目を開けて』 ・το(ト)(to)[to]・・中性名詞の単数主格または対格につく定冠詞。 『あなたたちの未来が待っている』 ・απλώστε(アプロステ)(aplōste)[aplóste]・・「(君たちが)伸ばせ」。他動詞απλώνω{広げる、(手足を)伸ばす、(帆を)張る}の命令法アオリスト相(二人称)複数形。 『その手を伸ばして 何かを掴むために』 |
※枠内は「新たな歴史を染める」のすぐ後から「運命の大河を越えて 未来を掴め」までのバックコーラスです。聴き取れてたまるか。
・ελάτε(エラテ)(elate)[eláte]・・「(君たちが)来い、さあ」。異態動詞έρχομαι(来る、やって来る、行く、~になる)の命令法アオリスト相(二人称)複数形。
・πατήστε(パティステ)(patēste)[patíste]・・「(君たちが)踏め」。自・他動詞πατώ(~を足で踏む、踏み潰す、歩む、歩いて進む)の命令法アオリスト相(二人称)複数形。
・στο(スト)(sto)[sto]・・「~に、~で、~において、~の中で」。対格につく前置詞σε(幅広くat in onの意味を持つ)と定冠詞το(中性単数主格か対格につく)の省略形。
・έδαφος(エザフォス)(edaphos)[eðafos]・・「地面、地べた、土地」。中性名詞単数主格か対格。ここでは対格。
・και(キェ)(kai)[kje]・・「~と、そして」。接続詞。
・πηδήξτε(ピズィクステ)(pēdēkste)[piðíkste]・・「(君たちが)跳べ」。自動詞πηδώ(跳ぶ、跳びはねる、ジャンプする)の命令法アオリスト相(二人称)複数形。
・μπροστά・・(ブロスタ)(mprosta)[brostá]・・「前へ、先に」。副詞。
『さあ、大地を蹴って 前に跳び出して』
・τώρα(トーラ)(tōra)[tóra]・・「今、現在、今すぐ」。副詞。
・ξεκινά(クセキナ)(ksekina)[ksekiná]・・「(君が)始めろ」。自動詞ξεκινώ(開始する、始める)の命令法継続相またはアオリスト相(二人称)単数形。
※今まで複数形で「君たちみんな」に語っていたのが、急に「君一人」に対して語る形になっている。ぐっと距離が近づいた感じ。
継続相の命令なら「始めていきましょう」、アオリスト相なら「さあ、始めましょう」みたいなニュアンス。この場合はアオリスト相だな。
・μια(ミア)(mia)[mia]・・「ひとつの」。基数詞の1、または不定冠詞の女性(単数)主格または対格。
・λαμπρή(ランブリ)(lamprē)[lambrí]・・「光り輝く」。形容詞λαμπρός(明るく輝く、きらきら光る、すばらしい)の女性単数主格形か対格形。
・ιστορία(イストリア)(istoria)[istoría]・・「物語を」。女性名詞単数主格か対格。ここでは対格。「歴史、由緒、物語」などの意味がある。
『今こそ、(あなたの)輝ける物語を始めて』
・η(イ)(ē)[i]・・女性名詞単数主格につく定冠詞。 ・χρυσή(フリスィ)(chrysē)[xrisí]・・「金の」。形容詞χρυσός(金の、黄金製の、金色に輝く)の女性単数主格形か対格形。 ・βροχή(ヴロヒ)(brochē)[vroxí]・・「雨が」。女性名詞単数主格または対格。ここでは主格。 ・πέφτει(ペフティ)(pephtei)[péfti]・・「(それが)降る」。自動詞πέφτω(落ちる、落下する、倒れる、降下する)の現在三人称単数形。 『金の雨が降り』 ・τα(タ)(ta)[ta]・・中性名詞の複数主格か対格につく定冠詞。 『銀の雲が去り』 ・και(キェ)(kai)[kje]・・「~と、そして」。接続詞。 『そして 土は喜びに満ちている』 |
※枠内は「朽ち果てた大樹に」から「希望を繋ぐ」までのバックコーラスです。ここはまだ何とか聴き取れる・・かな?
・οι(イ)(oi)[i]・・男性または女性名詞の複数主格につく定冠詞。 ・άνθρωποι(アンスロピ)(anthrōpoi)[ánthropi]・・「人々が」。男性名詞άνθρωπος(人間)の複数主格。 ・γεννιούνται(ゲニウンデ)(gennioyntai)[jeniúnde]・・「(それらが)生まれる、生み出される」。他動詞γεννώ(生む、出産する、生み出す)の中動態現在三人称複数形。 ・οι(イ)(oi)[i]・・男性または女性名詞の複数主格につく定冠詞。 ・άνθρωποι(アンスロピ)(anthrōpoi)[ánthropi]・・「人々が」。男性名詞άνθρωπος(人間)の複数主格。 ・πεθαίνουν(ペセヌン)(pethainoyn)[pethénun]・・「(それらが)死ぬ」。自動詞πεθαίνω(死ぬ、死亡する)の現在三人称複数形。 『人が生まれ 人が死に』 ・και(キェ)(kai)[kje]・・「~と、そして」。接続詞。 『時代が色を得るために たくさんの物語が編まれる』 ・προχωρήστε(プロホリステ)(prochōrēste)[proxoríste]・・「(君たちが)進め」。自動詞προχωρώ(進む、前進する)の命令法アオリスト相(二人称)複数形。 『進みなさい 愛しい子供たちよ』 ・οι(イ)(oi)[i]・・男性または女性名詞の複数主格につく定冠詞。 『神々はあなたたちと共に在ります』 |
※枠内は「未来を創れよ」から最後「未来を掴め」までのバックコーラスです。やっぱり聴き取れてたまるか。
この文章書いてる人は素人です。結構適当書いてます。
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著作権侵害の意図はこれっぽっちもありません。が、もし怒られたら消えます。
主要参考文献
1.『現代ギリシア語辞典』(リーベル出版 第3版増補版 2004)
2.『現代ギリシア語文法ハンドブック』(白水社 2009)
3."Pocket Oxford Greek Dictionary"(Oxford Univ Pr. 2000 2nd Edition)
現代ギリシア語⇔英語辞書