dendromitera
love solfege 『The Centenary -Vertex』より

クラファンのプレスティッシモコースで、
プロデューサー権を獲得なさったファンの方リクエストの、
ミュージカル風楽曲。
タイトルは「ギリシャ語を元にした造語」とのこと。

真名辺あやさん原詞、
Jenyaさん作詞。

歌手はJenyaさん。

bandcampで無料で聴けるようになりました。
勿論惚れたらお金も払えます。

dendro-(デンドロ)・・「木の」。英語の接頭辞。樹木に関する、または枝分かれに関する単語を作る。dendrology(樹木学)、dendrite(樹枝状結晶)、dendrogram(系統樹)等。古典ギリシア語の中性名詞δένδρονンドロン(木、樹木:自然に生えているもの、または栽培されているもの。材木は含まない)に由来。
           ・・または現代ギリシア語の中性名詞δέντροンドロ(木、樹木、系統図)より。
mitera(ミラ)・・「母」。現代ギリシア語の女性名詞μητέρα(母)より。ちなみに古典語ではμήτηρーテール

『木のお母さん/母なる木』

シャラ ルリラ ルリラ
とても遠く、遥か遥か遠く
シャリラ ルリラ 遠く離れた国のこと

私が囁くあの歌
あなたがいつも聴いている歌は、
私たちに命を齎してくれる

朝日の下
湿った土に根を張っている
丘の上のあの木
今もその時をはっきり覚えてる
今日のことのように


その木は、その恵みを分かち合って彼らと共に育ち、
彼らを見守り、祝福を与えている
人々は次第にその木を大切にするようになった
だからその木はいつも照り映えて、梢は壮健

彼らが心から感謝して送るささやかな暮らし
それは木が彼らを見守り、助けてくれたおかげ
木は彼らと親密に繋がって、
生きる力を授けてくれる


私の一番好きな、黄金の季節
木の葉が混じりけのない金色に色づく時
それは私たちにとって一番大切な時季
互いに実りを持ち寄って、誰もが忙しい
収穫の時が来て、誰もが輪に入る
生命の輪の中に

冬がやって来る
生まれたばかりの赤ちゃんが産声を上げる
壊れそうで、けれどとても愛おしい
とても神々しくて純粋

誰もが火の側に集まって、
一つに寄り添う
それはとても当たり前のように感じるかもしれないけれど、
本当の奇跡


だから彼らは木の枝の下で暮らし、
一緒に年を取っていく
枯れたり繁ったりしながら、
どの葉も際立って輝いている

私が生まれてからずっと、あなたは私のためにここにいてくれた
愛しい母なる木よ
我らは汝の子供なり

シャラ ルリラ ルリラ
とても遠く、遥か遥か遠く
シャリラ ルリラ 遠く離れた国のこと

私たちが囁くあの歌
あなたたちがいつも聴いている歌
あなたは私たちに命を齎してくれる

朝日の下
湿った土に根を張っている
丘の上のあの木
私のことをちゃんと覚えていてくれますように
ええ、覚えているから

あなたは、私たち、多くの人々を結び付けてくれた
一つの小さな種が、もっとたくさんの種で満たされる
たくさんの夢がある
一つ一つ、また一つ、
たくさんの命が、これから生まれるたくさんの命がある

時が来れば、
気付くでしょう
この世界で、
物事がどのように為されているかを

誰もがもう一度結ばれている
あのお母さんがあなたたちにくれた、
そのかけがえのない命によって

けれど今は、ただ幸せで、優しく在って
私たちの木の歌を忘れないでいて

 とてもファンタジーでメルヘンな一曲。Jenyaさんのお声がまた、童話を読み聞かせてくれてるみたいでとてもいい。Shala lulila lulilaって葉擦れの音かな?
 プロデューサーさんがオーギュスト棒さんに託したという「小説になるような長編の物語」を是非読みたいです。絶対に素敵でしょそんなん。
 youって単数ですか?複数ですか?"Yes I will"って"I hope~"言った人の「私は覚えてるから!」って宣言ですか?それとも木さんのお返事ですか?などと色々怪しいところがあります。通常運転です。

この文章書いてる人は英語に関して勉強不足のド素人です。
このページはあくまでクラファン支援者及び『The Centenary』CD等買った人向け、
参考にならない翻訳もどきであって、
著作権侵害の意図はありません。が、もし怒られたら消えます。

参考文献
・『アドバンスト フェイバリット英和辞典』(東京書籍 2003 第2刷)