濛々たる黒煙は咲き スペイン語メモ
love solfege 『Requiem ~best collectionⅡ~』より
アダルトゲーム『信天翁航海録』のOPらしい。
『Reception for witnesses』収録の方はherd-seasickness Pf&Dr ver.
ひでえ船酔いのピアノ&ドラムヴァージョンとな。
どっちもいいぞ。かっこよくて楽しいぞ。
歌手はRitaさん。
メモはスペイン語部分のみ。
何とbandcampで無料で聴けるようになりました。
勿論惚れたらお金も払えます。
※動詞の法(ムード)は、特に接続法とか条件法とか書いていない限り直説法です。
・qué(ケ)・・「なんという」。疑問または感嘆の形容詞。不変化。
・desastre(デサストゥレ)・・「大災害、大惨事、大失敗、ひどいもの」。男性名詞単数形。
・de(デ)・・「~に」。前置詞。
・día(ディア)・・「日、一日、日中」。男性名詞単数形。
『なんて碌でもない一日だ!』
・sólo(ソロ)・・「ただ~だけ」。副詞。
・se(セ)・・「人は」。三人称の人称代名詞。ここでは非人称主語。
・vive(ビーベ)・・「(それは)生きる」。自他動詞vivir(生きる、住む、体験する)の三人称単数現在形。
・una(ウナ)・・「1」。基数詞uno(1)の女性形。
・vez(ベス)・・「回、度、機会」。女性名詞単数形。
『人生は一度きりだ!』
・después(デスプエス)・・「後で」。副詞。
・de(デ)・・前置詞。"después de ~"で「~の後で、~に続いて」。
・mí(ミ)・・「私(に)」。一人称単数間接目的格の人称代名詞。
・el(エル)・・男性名詞単数形につく定冠詞。
・diluvio(ディルービオ)・・「大洪水、豪雨」。男性名詞単数形。聖書の『創世記』レベルの大洪水。
フランス語の"Après moi le déluge"の直訳。日本語では、誰が訳したか「我が亡き後に洪水よ来たれ」という翻訳が知られている。原語では「来い」とも「来るだろう」とも言ってない。ポンパドゥール夫人がロスバッハの戦いに負けたルイ15世に対して気休めに伝えたとか(その時はAprès
nous, le délugeで「洪水は私たちの後に」だったらしい)、そのルイ15世が後継者について話す時に言ってたとかいうフレーズ。彼の時代にフランスがめたくそになった挙句、後を継いだルイ16世が革命で処刑されたりしたもんで、「後は野となれ山となれ」的無責任丸投げの慣用句ということになっている。
この曲の雰囲気に合わせるなら↓こんな感じかな?
『後の嵐なぞ知つたことか!』
積み込む荷物は横流し品に銃器爆薬飴玉お酒になんでもござれ、ただ阿片だけは勘弁な。
立ち寄る港は薄暗く、船員達は船長以下人間失格の奇人の目白押し、
脛に傷持つ奴が当たり前、頭がおかしい奴はこの船だと当たり前。
積み込む荷物も運ぶ船員もおかしけりゃ、泊まる先々もどこかが変だ。
レイルソフト『信天翁航海録』公式サイト ストーリーより引用
https://www.liar.co.jp/raiL/albatross_top.html
うんうん。やっぱ船と言えば、航海と言えばスペイン語だよね!大航海時代!海賊ひゃっはー!あたまわるくテンション爆上げできる。え?大航海時代に汽船はないって?細けえことはいいんだよ!
ゲームはやってないけども、ストーリー紹介を読んで聴いただけでも、オンボロ汽船信天翁号に集う『嵐より狂っている』船員たちの日々が目に見えるような一曲。
この文章書いてる人はスペイン語に関してド素人です。
『信天翁航海録』に関しては公式サイトしか見ておりません。
このページはあくまで『Requiem』とか『Reception for witnesses』とかCD等買った人向け、
参考にならない辞書もどきであって、
著作権侵害の意図はありません。が、もし怒られたら消えます。
参考文献
・『ポケットプログレッシブ 西和・和西辞典』(小学館 2003)