Little Soldier

明るい曲調で楽しげに、しかし歌詞が血腥い。
これってアイルランド革命歌の特徴かも。
"God save Ireland"とか"A Nation Once Again"とか。

勇ましく小さな戦士は
栄冠を求めて戦う
戦に赴け 歌を歌え
進軍せよ 進軍せよ

勇ましく小さな戦士は
戦場に立つ
同じ古の甲冑が 同じ軍旗が
※1誇らしく進み行く 誇らしく翻る

聞こえて来ないだろうか
轟く太鼓が谷底まで
君らの歓呼が満ち満ちる
朝露にそぼつ※2冬空に

勇ましく小さな戦士は
地面に横たわる
同じ古の武勲が 同じ誇りが
地に落ちる 地に落ちる

勇ましく小さな戦士は
家から遠く離れて死んでいる
血塗られた戦が 赤い軍旗が
流れ行く 流れ行く

聞こえて来ないだろうか
轟く太鼓が谷底まで
君らの歓呼が満ち満ちる
朝露にそぼつ冬空に


※1 "floating proud, floating proud"

※2 歌詞カードでは"your praises fill the irish sky"
何度聴いても"your praises fill the winter sky"だと思う。

 作詞作曲シモンさん&セシルさん。
 以下、解説。やや意訳。何故か敬語にしてみた。

 戦争の歌でしょうか?
 眠れる平野に太鼓の音が響き渡り、冬の空には軍旗が誇らしくたなびいています。とある兵士は、大勢の仲間と共に戦場を進んでいます。
 それはどんな兵士でしょう?翻るのはどんな旗印でしょう?実際、この物語の兵士は、あらゆる土地のあらゆる時代に息衝いているのではないでしょうか・・。とは言え、この歌はアイルランドの独立革命歌の伝統に着想を得ています。

 仏語だと、インスピレーションを受けたのは"la tradition des chants d'indépendais irlandais(アイルランド独立の歌の伝統)"と細かく書いてあるのに、英語だと"the Irish songs of war(アイルランドの軍歌)"と単純になってるのは、英語圏、特にUKの人々につまらん引っかかりを感じさせないようにする配慮だろうかとか邪推してみたり。


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参考文献
・『アドバンスト フェイバリット英和辞典』(東京書籍 2003 第2刷)

英語がよく分からん日本人が首を捻りつつ日本語訳してみた。
逐語訳でもすっきりした意訳でもない中途半端さは仕様だよ!
このページはあくまで"CECILE CORBEL Song Book vol.3"買った人向け(?)、自己満足なメモ書きであって、
著作権侵害の意図はないけど・・怒られたらすぐ消します。

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