Brian Boru (Renaissance) フランス語メモ
セシルさんの生まれ故郷は、「地の果て」を意味するフィニステール県の
そのまた西果ての岬に位置するポンクルワ(Pont-Croix/Pontekroaz)。
彼の地の風景、今の彼女を形作った人々の顔――思い出の断片は、常に彼女について回っているという。
この歌は彼女と故郷の地との絆を閉じ込めた歌であり、
己の一部をブルターニュに残す人全てのための、帰郷の夢を込めた歌であるそうな。
単語2つだけブルトン語(ブルターニュ語)が混じってます。
Renaissance(ルネサーンス)・・再生とか復活、ではないな。・・むしろ新生?
※動詞の法は、特に断りがない限り直説法です。
・comme(コム)・・「〜のように」。接続詞。
・le(ル)・・男性名詞単数形につく定冠詞。
・chant(シャン)・・「歌、さえずり、せせらぎ」。男性名詞単数形。
・des(デ)・・縮約冠詞。前置詞de+名詞の複数形につく定冠詞lesの縮約。
・pierres(ピエール)・・「石(複)」。女性名詞pierre(石)の複数形。
・qui(キ)・・「〜するところの」。関係代名詞。
・résonnent(レゾナン)・・「(それらが)鳴り響く」。自動詞résonner(鳴り響く、反響する、響き渡る)の三人称複数現在形。
・en(アン)・・「〜に」。前置詞。
〔résonnent en〕(レゾナンタン)
・silence(スィラーンス)・・「沈黙、静寂」。男性名詞単数形。"en silence"で「静かに」。
『音もなく響き渡る石の歌のように』
・comme(コム)・・「〜のように」。接続詞。
・l'eau(ロ)・・頭語が母音またはhの単数名詞につく定冠詞l'+女性名詞eau(水)の単数形。
・qui(キ)・・「〜するところの」。関係代名詞。
・serpente(セルパントゥ)・・「(それが)蛇行する」。自動詞serpenter(蛇行する)の三人称単数現在形。
・et(エ)・・「そして」。接続詞。
・qui(キ)・・「〜するところの」。関係代名詞。
・gronde(グロンドゥ)・・「(それが)轟く」。自動詞gronder(轟く、うなる)の三人称単数現在形。
・sous(スー)・・「〜の下で、〜の内部で」。前置詞。
「私の足元」でいいのかな?「私の体の中で轟く奔流」とかいう詩的表現だったらどうしよう。
・moi(モワ)・・「私」。一人称単数の人称代名詞。強勢形。
『曲がりくねり流れて、私の足元で轟音を立てる川のように』
・je(ジュ)・・「私は」。一人称単数の人称代名詞主格。
・sais(セ)・・「(私は)知っている」。他動詞savoir(知っている、分かっている)の一人称単数現在形。
・je(ジュ)・・「私は」。一人称単数の人称代名詞主格。
・reviendrai(ルヴィアンドレ)・・「(私は)戻って来るだろう」。自動詞revenir(戻って来る、再び来る)の一人称単数単純未来形。
『知っているの 私は帰るのだと』
・dans(ダン)・・「〜に」。前置詞。空間的な広がりを指すイメージ。
・cette(セット)・・「この、その、あの」。指示形容詞。女性単数形。
・terre(テール)・・「土地、地域」。女性名詞単数形
・d'enfance(ダンファーンス)・・「黎明期の」。前置詞de+女性名詞enfance(子供時代、年少期)の単数形。
『黎明の時代のこの土地に』
・au(オ)・・「〜に」。縮約冠詞。前置詞à+男性名詞単数形につく定冠詞leの縮約。àはピンポイントで場所を指すイメージ。
・pays(ペイ)・・「国」。男性名詞単数形
・des(デ)・・「〜の」。縮約冠詞。前置詞de+名詞の複数形につく定冠詞lesの縮約。
・reves(レーヴ)・・「夢(複)」。男性名詞reve(夢、幻想、憧れ)の複数形。
・des(デ)・・「〜の」。縮約冠詞。前置詞de+名詞の複数形につく定冠詞lesの縮約。
・fées(フェ)・・「妖精たち」。女性名詞fée(妖精)の複数形。
・et(エ)・・「そして」。接続詞。
〔fées et〕(フェゼ)
・des(デ)・・「〜の」。縮約冠詞。前置詞de+名詞の複数形につく定冠詞lesの縮約。
・rois(ロワ)・・「王たち」。男性名詞roi(王)の複数形。
『王達と妖精たちの 夢幻の国に』
・là bas(ラ バ)・・「(遠くを指して)あちらに、あそこに」。副詞。
・mon(モン)・・「私の」。一人称単数の所有形容詞。男性単数形。
・amour(アムール)・・「愛」。男性名詞単数形。ここでは"mon amour"で「愛する人」。
〔mon amour〕(モナムール)
『あっちよ あなた』
・loin(ロワン)・・「遠く、離れて」。副詞。
・de(ドゥ)・・「〜から」。前置詞。
・la(ラ)・・女性名詞単数形につく定冠詞。
・ville(ヴィル)・・「都市、町」。女性名詞単数形。
『町からずっと遠く』
・il(イル)・・「彼(それ)は」。三人称単数男性の人称代名詞主格。ここでは形式上の主語。
・fait(フェ)・・「〜である」。英語のmakeやdoに当たる、やたら広い意味を持つ動詞faireの三人称単数現在形。ここでは非人称動詞。
・plus(プリュ)・・「もっと、更に」。副詞。
・froid(フロワ)・・「冷たい、寒い」。形容詞男性単数形。
・et(エ)・・「そして」。接続詞。
・les(レ)・・名詞の複数形につく定冠詞。
・jours(ジュール)・・「日々」。男性名詞jour(1日)の複数形。
・sont(ソン)「(それらは)〜だ」。英語のbe動詞に当たる自動詞êtreの三人称複数現在形。
・fragiles(フラジル)・・「もろい」。形容詞fragile(壊れやすい、もろい、頼りない)の複数形。男女同形。ここでは「明日をも知れぬ」みたいな意味かと。
『もっと寒くて 日々は不確か』
・les(レ)・・名詞の複数形につく定冠詞。
歌詞カードにはあるんだけど歌ってるように聴こえません。
・brumes(ブリュム)・・「もや(複)」。女性名詞brume(霧、靄、霞)の複数形。
・d'été(デテ)・・「夏の」。前置詞de+男性名詞été(夏)の単数形。
・les(レ)・・名詞の複数形につく定冠詞。
・clochers(クロシェ)・・「鐘楼(複)」。男性名詞clocher{(教会の)鐘楼}の複数形。転じて、「教区、生まれ故郷」の意味も。
・des(デ)・・「〜の」。縮約冠詞。前置詞de+名詞の複数形につく定冠詞lesの縮約。
・îles(イル)・・「島々」。女性名詞île(島)の複数形。
〔des îles〕(デズィル)
・tu(テュ)・・「君が」。二人称単数の人称代名詞主格。
・verras(ヴェーラ)・・「(君が)見るだろう」。他動詞voir(見える、見る、会う)の二人称単数単純未来形。
『夏の靄が 島々の鐘楼が 見えるでしょう』
・j'irai(ジレ)・・「私は行くだろう」。一人称単数の人称代名詞je(私は)+英語のgoに当たる自動詞allerの一人称単数単純未来形。
・là bas(ラ バ)・・「(遠くを指して)あちらに、あそこに」。副詞。
歌詞カードだとlaにアクサングラーヴがないんだけど、たぶんこれでいいよね。
『私はあそこに行くの』
・comme(コム)・・「〜のように」。接続詞。
・Brian Boru(ブラィアン ボルー)・・「ブライアン・ボルー」。固有(男性)名詞。
・roi(ロワ)・・「王」。男性名詞単数形。
・de(ドゥ)・・「〜の」。前置詞。
・l'Irlande(リルラーンド)・・頭語が母音またはhの単数名詞につく定冠詞l'+固有(女性)名詞Irlande(アイルランド)。
『アイルランドの王 ブライアン・ボルーのように』
・je(ジュ)・・「私は」。一人称単数の人称代名詞主格。
・prendrai(プランドレ)・・「(私は)向かうだろう」・・でいいかな。英語のtakeやgetっぽい他動詞prendreの一人称単数単純未来形。
・la(ラ)・・女性名詞単数形につく定冠詞。
・mer(メール)・・「海」。女性名詞単数形。
・et(エ)・・「そして」。接続詞。
・je(ジュ)・・「私は」。一人称単数の人称代名詞主格。
・rendrai(ランドレ)・・「(私は)取り戻させるだろう」。他動詞rendre(返す、戻す、取り戻させる)の一人称単数単純未来形。
・les(レ)・・名詞の複数形につく定冠詞。
・armes(アルム)・・「武器(複)」。女性名詞arme(武器)の複数形。
〔les armes〕(レザルム)
『(私は)海へ向かい 再び武器を取らせるの』
・Brian Boru(ブラィアン ボルー)・・「ブライアン・ボルー」。固有(男性)名詞。
・bientôt(ビヤントー)・・「間もなく、すぐに」。副詞。
・je(ジュ)・・「私は」。一人称単数の人称代名詞主格。
・serai(スレ)・・英語のbe動詞に当たる自動詞êtreの一人称単数単純未来形。
・de(ドゥ)・・前置詞。"être de retour"で「帰っている」。
・retour(ルトゥール)・・「帰還」。男性名詞単数形。"je serai de retour"で「私は帰っているだろう」。
『ブライアン・ボルーよ 私は今に戻っているでしょう』
・e(エ)・・「〜へ、〜に」。ブルトン語の前置詞。フランス語のdansやenに当たる。
・keltia(ケルティア)・・「ケルト人たち、ケルト人の国」。ブルトン語の女性名詞。「ケルト人の集合体」を指す。「ケルト人」の単数形はkelt。
ここフランス語にすると"en pays celte"?
『ケルトの国へと』
・comme(コム)・・「〜のように」。接続詞。
・le(ル)・・男性名詞単数形につく定冠詞。
・chant(シャン)・・「歌、さえずり、せせらぎ」。男性名詞単数形。
・des(デ)・・縮約冠詞。前置詞
・pierres(ピエール)・・「石(複)」。女性名詞
・qui(キ)・・「〜するところの」。関係代名詞。
・résonnent(レゾナン)・・「(それらが)鳴り響く」。自動詞
・en(アン)・・「〜に」。前置詞。
〔résonnent en〕(レゾナンタン)
・silence(スィラーンス)・・「沈黙、静寂」。男性名詞単数形。"en silence"で「静かに」。
『音もなく響き渡る石の歌のように』
・comme(コム)・・「〜のように」。接続詞。
・l'eau(ロ)・・頭語が母音またはhの単数名詞につく定冠詞l'+女性名詞eau(水)の単数形。
・qui(キ)・・「〜するところの」。関係代名詞。
・serpente(セルパントゥ)・・「(それが)蛇行する」。自動詞serpenter(蛇行する)の三人称単数現在形。
・et(エ)・・「そして」。接続詞。
・qui(キ)・・「〜するところの」。関係代名詞。
・gronde(グロンドゥ)・・「(それが)轟く」。自動詞gronder(轟く、うなる)の三人称単数現在形。
・sous(スー)・・「〜の下で、〜の内部で」。前置詞。
・moi(モワ)・・「私」。一人称単数の人称代名詞。強勢形。
『曲がりくねり流れて、私の足元で轟音を立てる川のように』
・je(ジュ)・・「私は」。一人称単数の人称代名詞主格。
・sais(セ)・・「(私は)知っている」。他動詞savoir(知っている、分かっている)の一人称単数現在形。
・je(ジュ)・・「私は」。一人称単数の人称代名詞主格。
・reviendrai(ルヴィアンドレ)・・「(私は)戻って来るだろう」。自動詞revenir(戻って来る、再び来る)の一人称単数単純未来形。
『知っているの 私は帰るのだと』
・dans(ダン)・・「〜に」。前置詞。空間的な広がりを指すイメージ。
・cette(セット)・・「この、その、あの」。指示形容詞。女性単数形。
・terre(テール)・・「土地、地域」。女性名詞単数形
・d'enfance(ダンファーンス)・・「黎明期の」。前置詞de+女性名詞enfance(子供時代、年少期)の単数形。
『黎明の時代のこの土地に』
・au(オ)・・「〜に」。縮約冠詞。前置詞à+男性名詞単数形につく定冠詞leの縮約。àはピンポイントで場所を指すイメージ。
・pays(ペイ)・・「国」。男性名詞単数形
・des(デ)・・「〜の」。縮約冠詞。前置詞de+名詞の複数形につく定冠詞lesの縮約。
・reves(レーヴ)・・「夢(複)」。男性名詞reve(夢、幻想、憧れ)の複数形。
・des(デ)・・「〜の」。縮約冠詞。前置詞de+名詞の複数形につく定冠詞lesの縮約。
・fées(フェ)・・「妖精たち」。女性名詞fée(妖精)の複数形。
・et(エ)・・「そして」。接続詞。
〔fées et〕(フェゼ)
・des(デ)・・「〜の」。縮約冠詞。前置詞de+名詞の複数形につく定冠詞lesの縮約。
・rois(ロワ)・・「王たち」。男性名詞roi(王)の複数形。
『王達と妖精たちの 夢幻の国に』
・là bas(ラ バ)・・「(遠くを指して)あちらに、あそこに」。副詞。
・mon(モン)・・「私の」。一人称単数の所有形容詞。男性単数形。
・amour(アムール)・・「愛」。男性名詞単数形。ここでは"mon amour"で「愛する人」。
〔mon amour〕(モナムール)
『あっちよ あなた』
・loin(ロワン)・・「遠く、離れて」。副詞。
・de(ドゥ)・・「〜から」。前置詞。
・la(ラ)・・女性名詞単数形につく定冠詞。
・ville(ヴィル)・・「都市、町」。女性名詞単数形。
『町からずっと遠く』
・il(イル)・・「彼(それ)は」。三人称単数男性の人称代名詞主格。ここでは形式上の主語。
・fait(フェ)・・「〜である」。英語のmakeやdoに当たる、やたら広い意味を持つ動詞faireの三人称単数現在形。ここでは非人称動詞。
・plus(プリュ)・・「もっと、更に」。副詞。
・froid(フロワ)・・「冷たい、寒い」。形容詞男性単数形。
・et(エ)・・「そして」。接続詞。
・les(レ)・・名詞の複数形につく定冠詞。
・jours(ジュール)・・「日々」。男性名詞jour(1日)の複数形。
・sont(ソン)「(それらは)〜だ」。英語のbe動詞に当たる自動詞êtreの三人称複数現在形。
・fragiles(フラジル)・・「もろい」。形容詞fragile(壊れやすい、もろい、頼りない)の複数形。男女同形。ここでは「明日をも知れぬ」みたいな意味かと。
『もっと寒くて 日々は不確か』
・les(レ)・・名詞の複数形につく定冠詞。
歌詞カードにはあるんだけど歌ってるように聴こえません。
・brumes(ブリュム)・・「もや(複)」。女性名詞brume(霧、靄、霞)の複数形。
・d'été(デテ)・・「夏の」。前置詞de+男性名詞été(夏)の単数形。
・les(レ)・・名詞の複数形につく定冠詞。
・clochers(クロシェ)・・「鐘楼(複)」。男性名詞clocher{(教会の)鐘楼}の複数形。転じて、「教区、生まれ故郷」の意味も。
・des(デ)・・「〜の」。縮約冠詞。前置詞de+名詞の複数形につく定冠詞lesの縮約。
・îles(イル)・・「島々」。女性名詞île(島)の複数形。
〔des îles〕(デズィル)
・tu(テュ)・・「君が」。二人称単数の人称代名詞主格。
・verras(ヴェーラ)・・「(君が)見るだろう」。他動詞voir(見える、見る、会う)の二人称単数単純未来形。
『夏の靄が 島々の鐘楼が 見えるでしょう』
・j'irai(ジレ)・・「私は行くだろう」。一人称単数の人称代名詞je(私は)+英語のgoに当たる自動詞allerの一人称単数単純未来形。
・là bas(ラ バ)・・「(遠くを指して)あちらに、あそこに」。副詞。
『私はあそこに行くの』
・comme(コム)・・「〜のように」。接続詞。
・Brian Boru(ブラィアン ボルー)・・「ブライアン・ボルー」。固有(男性)名詞。
・roi(ロワ)・・「王」。男性名詞単数形。
・de(ドゥ)・・「〜の」。前置詞。
・l'Irlande(リルラーンド)・・頭語が母音またはhの単数名詞につく定冠詞l'+固有(女性)名詞Irlande(アイルランド)。
『アイルランドの王 ブライアン・ボルーのように』
・je(ジュ)・・「私は」。一人称単数の人称代名詞主格。
・prendrai(プランドレ)・・「(私は)向かうだろう」・・でいいかな。英語のtakeやgetっぽい他動詞prendreの一人称単数単純未来形。
・la(ラ)・・女性名詞単数形につく定冠詞。
・mer(メール)・・「海」。女性名詞単数形。
・et(エ)・・「そして」。接続詞。
・je(ジュ)・・「私は」。一人称単数の人称代名詞主格。
・rendrai(ランドレ)・・「(私は)取り戻させるだろう」。他動詞rendre(返す、戻す、取り戻させる)の一人称単数単純未来形。
・les(レ)・・名詞の複数形につく定冠詞。
・armes(アルム)・・「武器(複)」。女性名詞arme(武器)の複数形。
〔les armes〕(レザルム)
『(私は)海へ向かい 再び武器を取らせるの』
・Brian Boru(ブラィアン ボルー)・・「ブライアン・ボルー」。固有(男性)名詞。
・bientôt(ビヤントー)・・「間もなく、すぐに」。副詞。
・je(ジュ)・・「私は」。一人称単数の人称代名詞主格。
・serai(スレ)・・英語のbe動詞に当たる自動詞êtreの一人称単数単純未来形。
・de(ドゥ)・・前置詞。"être de retour"で「帰っている」。
・retour(ルトゥール)・・「帰還」。男性名詞単数形。"je serai de retour"で「私は帰っているだろう」。
『ブライアン・ボルーよ 私は今に戻っているでしょう』
・e(エ)・・「〜へ、〜に」。ブルトン語の前置詞。フランス語のdansやenに当たる。
・keltia(ケルティア)・・「ケルト人たち、ケルト人の国」。ブルトン語の女性名詞。「ケルト人の集合体」を指す。「ケルト人」の単数形はkelt。
『ケルトの国へと』
メロディーのベースは、アイルランドのトラッド"Brian Boru's March"。ブルターニュを代表するハープ奏者アラン・スティーヴェル(Alan
Stivell)さんも、このメロディーにブルトン語の歌詞をつけており、"Brian
Boru"の名を冠するアルバムを出している。セシルさんはこれにインスピレーションを得たという。
うん。ケルティック・トラッドのミュージシャンたちの、国や地域を越えた「細けー違いは気にすんな。俺たちゃ皆ケルト人さ!」なノリが好きだったりするんだ、私は。以下、Brian
Boru王について簡単な説明を蛇足する。
Brian Boru(愛語:Brian Bóruma mac Cennétig)とは、
歴史上の偉大なアイルランド上王である。
紀元795年にアイオナ島の修道院が襲われて以来、アイルランドは度々スカンディナヴィアのヴァイキングたちから襲撃、略奪を受けていた。更にリー(rí)と呼ばれる各地の王たちが互いに相争うようになり、中世のアイルランドは戦国の様相を呈する。この時期、ヴァイキングらは中央集権体制の整わないアイルランドを征服、支配することはできなかったが、海岸部にダブリン、ウェックスフォード、ウォーターフォード、コーク、リムリック等を建設し、略奪拠点とする。リーらはこれら交易都市の独立と引き換えに、ヴァイキングらから富を受け取った。リーたちに税を納めながら商業を行うノルマン人らは「東方の人」オストマンと呼ばれ、アイルランド人と同じくキリスト教を奉じる隣人として徐々に受け入れられるようになる。
976年にダル・カシュ(Dál gCais:リムリック県、クレア県辺り)のリーとなったブライアンは、マンスターを制圧した後、各地のリーら、ヴァイキングらとの戦いを繰り返して1002年にはアイルランド上王(High
King of Ireland/Ard rí na hÉireann)となった。その権威を全土のリーら、オストマンらに認めさせて朝貢を受けるようになり、アイルランドの戦国時代に一旦の終止符を打つ。
1013年、レンスター王Máel Mórda mac Murchadaとダブリンのヴァイキングが反乱を起こし、オークニー諸島からもヴァイキングらが押し寄せた。翌1014年、ブライアンはダブリンに程近いクロンターフ(Clontarf)においてこれを打ち破るが、彼自身も戦死してしまう。この後、ヴァイキングの襲撃は収束に向かうこととなる。「クロンターフの戦い」は、今日、アイルランドにおけるヴァイキングの時代を締め括る出来事として語られる。
アイコン素材、背景画像を加工の上お借りしています↑
ライン、アイコン素材をお借りしています↑
参考文献
・『ロワイヤル仏和中辞典 第2版』(旺文社 2005)
・『ケルト歴史地図』(東京書籍 2003)
ネイティブのフランス語にボロ耳の日本人が無理矢理カタカナ読みを当てつつ訳したらこうなった。
うまい訳になってないのも、カナが発音とかけ離れてるのも通常運転だよ!
このページはあくまで"CECILE CORBEL Song Book vol.3"買った人向け(?)、自己満足なメモ書きであって、
著作権侵害の意図はないけど・・怒られたらすぐ消します。