テュルク語参考資料(文献及びHP)
トルコ語
・『まずはこれだけ トルコ語』(国際語学社 2005)
小松華子さんの著作。CD付初心者用。母音調和の法則が分かり易く説明されている。
・『トルコ語文法読本』(大学書林 1986)
勝田茂さんの著作。日本語が難しいです。日本語によるトルコ語文法書の中では一番詳しい書物だって。
(追記:2013年2月に白水社から『トルコ語文法ハンドブック』が出たので、今↓のニューエクスプレスで勉強初めて理解を深めるならこの読本よりそっち買った方がいいかもしれない。読んでないからどんなもんか分からんけど。)
・『ニューエクスプレス トルコ語』(白水社 2010)
大川博さんの著作。CD付。非常に分かり易い入門書。最初の一冊として一番おすすめ。ただし『トルコ語文法読本』や『まずはこれだけ』とは文法用語がかなり変わっている(例:超越形→中立形、願望形→意向形)ので、合わせて学習する時は混乱しそう。
・『トルコ語辞典』(大学書林 1996)
竹内和夫さんの著作。図書館のレファレンス室にあった持出禁止の辞書。何故なら定価30,000円。
・『トルコ語辞典 ポケット版』(大学書林 1989)
竹内和夫さんの著作。個人でも持てるサイズとお値段の辞書。まあ8千円弱するけど。実質他の選択肢はないと言っていい。
・"VikiSözlük özgür sözlük"(ウィクショナリー トルコ語版)http://tr.wiktionary.org/wiki/Ana_Sayfa
辞書になかった単語の検索に利用。
弟に「トルコ語の授業取らない?そんで私に教える気ない?」って聞いたら、「必要あるかボケ。第二外国語なんぞドイツ語だけでうんざりじゃ」と拒否されました。・・まー、現役学生としちゃ、そーだわな。他にやること多いもんな。私だってフランス語の単位はぎりぎりだったさ。でもさぁ、トルコ語だよー。英独仏伊西辺りとはわけが違うんだよー。研究者の皆様が頑張っていらっしゃるけど、現状、日本語の教材が豊富とは言い難いんだよー。せっかく大学に講座があるってのに・・むしろ私が潜り込みたい・・
ウイグル語
・『現代ウイグル語読本』(泰流社 1986)
小松格さんによる著作。カセット付。ウルムチの小学校の教科書を参考に作られたという39ページの本。図書館には飯沼さんの辞書の他にはこれしかウイグル語に関する本がなかった。小松さんはウズベク語の研究者らしく、「どっちもチャガタイ語由来だからよく似てるんだよ。一緒に勉強すると良いよ(意訳)」とウズベク語をプッシュしてくる。ウイグル式アラビア文字とローマ字転写(昔、中国政府が決めたらしい新文字と呼ばれる形式)が併記されている。
ウイグル語では「父方のおばあさん」と「母方のおばあさん」では別の呼び方をするというのがカルチャーショック。
・『ウイグル語辞典』(アジアの語学書シリーズ4 穂高書店 1992)
飯沼英三さんによる編著。中国で出版された『維漢詞典』(ウイグル語⇒中国語)を元にしているらしい。単語はローマ字(新文字)から引ける。これも図書館にあった持出禁止の資料。現在では絶版。
・“現代ウイグル語小辞典 オンライン版” http://www.uighur.jp/resource/index.htm
2009年に東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所より超小数部出版された菅原純さんによる編著『現代ウイグル語小辞典』のオンライン版。私のパソコンからだとウイグル式アラビア文字部分の表示がおかしなことになるけど、ローマ字転写から単語が引けるので非常に助かる。ローマ字転写方式はUKY(ウイグル・コンピューター文字)。小松さんの読本並びに飯沼さんの辞典とはローマ字綴りが違う。
・“Éling, Éling!” http://www.aa.tufs.ac.jp/project/aa03_gengo_text_j.html
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の2007年度言語研修「現代ウイグル語」テキスト。オンラインで一般公開されているpdfファイル。研修の教材なので問題の解答はないけど、すごく分かり易い(が、全部読めてない)。
・“現代ウイグル語接辞索引”
同上。すごく助かります。
『現代ウイグル語読本』まえがきの『(前略)また昨年(1984年)外国人の中国内個人旅行も許可され(後略)』とか、あとがきの『(前略)しかるに、日本において最近までこの「トルコ」という言葉をいかがわしい風俗営業店の別名として無神経に使ってきた。この非礼に対するいくらかのお詫びの意味からも(中略)その歴史的、文化的背景を知ることが必要であろう(後略)』という文章に、昭和を感じます。「いかがわしい何たら」の意味が分からなくてうっかり調べちまったぜ。良い子はスルーしましょう。