missa precis ラテン語メモ
love solfege様 "missa precis"より

 一年を通して様々な儀礼が行われるキリスト教会。
※「ミサ」と言ったり「ミサ曲」を歌うのはカトリックですが。
そこで唱えられる聖句の内、どの季節、どの式典でも変わらない祈りの文、
KYRIE、GLORIA、CREDO、SANCTUS、AGNUS DEIの5つを、
ミサ通常文(Missa ordinarium)と言います。
この祈りの文章を歌に乗せたミサ曲は、それはそれは沢山あるんだけれども、
love solfegeさんもやってくれました。
グループ結成20周年記念に相応しい壮大さ。
5つの通常文全部が揃った完全ミサ曲(Missa tota)ですよ!

メインボーカルは綾野えいりさん。

映像も凄すぎるオフィシャルMVはこちらから。

※黒字のカナがイタリア教会式発音風ルビ、青字のカナが古典式発音風ルビです。古典式のアクセントは強弱ではなく高低ですが、ここではどうでもいいですね。
※同じ子音が続いた場合、例えばterra(テッラ)と書いてはいるものの、詰まった音になると言うより、音が子音分長めになる感じです。
※長母音記号を勝手につけています。ラテン語の母音の長短は、それによって意味が変わるぐらい大事なんだけど、教会式発音だとイタリア語と同じく母音の長さの区別はなく、アクセントのある母音が強く、若干長めになります。歌の中では別にアクセントがない音節も伸びるけども。

missaッサ)・・「ミサ、典礼」。第1変化女性名詞。ここでは単数主格。
precis(プチス)〔古:プキス〕・・「祈りの」。第3変化女性名詞prex(懇願、祈り、幸せを祈ること、呪詛)の単数属格。

『祈りのミサ』

《KYRIE》

Kyrie eleison. Kyrie eleison. Kyrie eleison.
Christe eleison. Christe eleison. Christe eleison.
Kyrie eleison. Kyrie eleison. Kyrie eleison.

キリエ(あわれみの賛歌)

リエ イソン
Kyrie, eleison.
名詞 他動詞
主よ (君が)同情しろ
主よ、哀れめ

ラテン語メモと言いつつ、最初はギリシア語。
kyrie(κύριε)は男性名詞κύριοςキュリオス(主人)の単数呼格。古典ギリシア語風には「キュリエ」、現代ギリシア語風またはラテン語教会式では「リエ」と発音する。
eleison(ἐλέησον)は他動詞ἐλεέωエレオー(哀れむ)の命令法能動アオリスト相二人称単数形。「哀れめ」であって、「哀れみ続けろ」ではない。古典ギリシア語風には「エエーソン」、現代ギリシア語風またはラテン語教会式では「エイソン」と発音する。イタリア語の法則から言えば、母音に挟まれたsは濁っても良さそうなもんだけど、教会式発音で「エイゾン」になることはない。現代イタリア式発音で歌うなら濁るかも。

『主よ、哀れみ給え』

リエ イソン
Kyrie, eleison.
名詞 他動詞
主よ (君が)同情しろ
主よ、哀れめ

『主よ、哀れみ給え』

リエ イソン
Kyrie, eleison.
名詞 他動詞
主よ (君が)同情しろ
主よ、哀れめ

『主よ、哀れみ給え』

ステ イソン
Christe eleison.
名詞 他動詞
キリストよ (君が)同情しろ
キリストよ、哀れめ

Christe(Χριστὲ)は、男性名詞Χριστόςクリース(キリスト、救世主)の単数呼格。古典ギリシア語風には「クリース」、現代ギリシア語風なら「フリス」、ラテン語教会式では「クステ」と発音する。
eleison(ἐλέησον)は他動詞ἐλεέωエレオー(哀れむ)の命令法能動アオリスト相二人称単数形。

『キリストよ、哀れみ給え』

ステ イソン
Christe eleison.
名詞 他動詞
キリストよ (君が)同情しろ
キリストよ、哀れめ

『キリストよ、哀れみ給え』

ステ イソン
Christe eleison.
名詞 他動詞
キリストよ (君が)同情しろ
キリストよ、哀れめ

『キリストよ、哀れみ給え』

リエ イソン
Kyrie, eleison.
名詞 他動詞
主よ (君が)同情しろ
主よ、哀れめ

『主よ、哀れみ給え』

リエ イソン
Kyrie, eleison.
名詞 他動詞
主よ (君が)同情しろ
主よ、哀れめ

『主よ、哀れみ給え』

リエ イソン
Kyrie, eleison.
名詞 他動詞
主よ (君が)同情しろ
主よ、哀れめ

『主よ、哀れみ給え』

《GLORIA》

Gloria in excelsis Deo.
Et in terra pax hominibus
bonae voluntatis.

Laudamus te. Benedicimus te.
Adoramus te. Glorificamus te.
Gratias agimus tibi
propter magnam gloriam tuam.

Domine Deus, Rex caelestis,
Deus Pater ominipotens.
Domine Fili unigenite,
Jesu Christe.
Domine Deus, Agnus Dei,
Filius Patris.

Qui tollis peccata mundi,
miserere nobis.
Qui tollis peccata mundi,
suscipe deprecationem nostram.
Qui sedes ad dexteram Patris,
miserere nobis.

Quoniam tu solus sanctus.
Tu solus Dominus.
Tu solus altissimus,
Jesu Christe.
Cum Sancto Spiritu
in gloria Dei Patris.

Amen.

グローリア(栄光の賛歌)

MV/01:35~
CD/01:31~

ーリア イン エクシェールスィス ーオ
Glōria in excelsīs Deō.
ーリア イン エクスルスィース オー
名詞 前置詞 名詞 名詞
栄光が ~において とても高い所(から) 神に
天において 神に栄光(あれ/あらんことを)

glōriaは第1変化女性名詞。ここでは単数主格。
inは前置詞。ここでは奪格支配。変化や移動を伴わない時間、場所、状態を表す。
excelsīsは第2変化中性名詞excelsum(高所、優秀)の複数奪格。複数形だと「天」とか、時に「高潮」みたいな意味で使われることもある。第1第2変化形容詞excelsus(高い、隆起した、卓越した)の中性形が名詞化したやつ。"in excelsīs"で「とても高いところ(天上)に」。
※xceは、教会式でも人によって[kʃe](エクシェルスィス)、[kstʃe](エクスチェルスィス)、[kse](エクルスィス)と発音が分かれる。えいりさんは「エクシェルスィス」じゃないかな。
deōは第2変化男性名詞Deus(神)の、ここでは単数与格。アブラハムの宗教における「神」を指す場合、だいたい頭は大文字。
※動詞がない文だけど、英語のbeに当たる不規則自動詞sumの接続法(能動)現在三人称単数形sitが省略されてるっぽい。命令の接続法で「(それが)存在するようにせよ」、または願望の接続法で「(それが)存在しますように」。

『いと高きところに 神に栄光ありて』

エト イン ッラ ークス ーニブス ーネ ヴォルンーティス
Et in terrā pāx hominibus bonae voluntātis.
イン ッラー ークス ミニブス ナエ ウォルンーティス
接続詞 前置詞 名詞 名詞 名詞 形容詞 名詞
そして ~において 地(から) 平和が 人々のために 良い 意思の
そして 良き意思の人々のために地に平和(あれ/あらんことを)

etは無変化の接続詞。
inは前置詞。ここでは奪格支配。
terrāは第1変化女性名詞terra(土地、土、国、大地)の単数奪格。
pāxは第3変化女性名詞。ここでは単数主格。「講和、協定、平時、平和」などを意味する。
hominibusは第3変化男性名詞homō(人間、男)の、ここでは複数与格。利害の与格。
bonaeは第1第2変化形容詞bonus(良い、優れた)の、ここでは女性単数属格形。
voluntātisは第3変化女性名詞voluntās(意思、願望、計画)の単数属格。
※ここでもsitが省略されてる。命令の接続法で「(それが)存在するようにせよ」、または願望の接続法で「(それが)存在しますように」。

『善意の人々のために 地に平和あれ』

ラウームス ベネディーチムス
Laudāmus tē. Benedīcimus tē.
ラウームス ベネディーキムス
動詞 人称代名詞 動詞 人称代名詞
(私たちは)褒める 君を (私たちは)祝福する 君を
私たちはあなたを誉め 私たちはあなたを祝福する

laudāmusは第1活用他動詞laudō(褒める、称賛する)の直接法能動現在一人称複数形。
は二人称単数の人称代名詞。ここでは対格。
benedīcimusは第3活用自他動詞benedīcō(よく言う、祝福する、聖別する)の直接法能動現在一人称複数形。

『我ら汝を誉め 汝を言祝ぎ』

アドームス グロリフィームス
Adōrāmus tē. Glōrificāmus tē.
アドーームス グローリフィームス
動詞 人称代名詞 動詞 人称代名詞
(私たちは)崇拝する 君を (私たちは)賛美する 君を
私たちはあなたを拝み 私たちはあなたを賛美する

adōrāmusは第1活他動詞adōrō(切願する、呼びかける、崇拝する)の直接法能動現在一人称複数形。
は二人称単数の人称代名詞。ここでは対格。
glōrificāmusは第1活用他動詞glōrificō(賛美する、栄光を称える)の直接法能動現在一人称複数形。

『汝を崇め 汝を称え』

ーツィアス ーヂムス ティ ープテル ーンニャム ーリアム トゥーアム
Grātiās agimus tibi propter magnam glōriam tuam.
ーティアース ギムス ティ プテル グナム ーリアム トゥアム
名詞 動詞 人称代名詞 前置詞 形容詞 名詞 所有形容詞
感謝(複)を (私たちは)行う 君に ~のゆえに 偉大な 栄光(を) 君の
私たちはあなたに感謝する あなたの偉大な栄光ゆえに

grātiāsは第1変化女性名詞grātia(美しさ、好意、親切、人気、感謝)の複数対格。
agimusは第3活用自他動詞agō(進める、動く、行く、もたらす、行う等)の直接法能動現在一人称複数形。ここでは"grātiās agimus"で「(私たちは)感謝する」。
tibiは二人称単数の人称代名詞与格。
propterは対格支配の前置詞。
magnamは第1第2変化形容詞magnus(大きな、多数の、高い、重大な、偉大な)の女性単数対格形。
glōriamは第1変化女性名詞glōria(名声、栄誉、功業、栄光)の単数対格。
tuamは二人称単数の所有形容詞。女性単数対格形。

『汝に感謝し奉る 汝の大いなる栄光のゆえに』

ミネ ウス レックス チェスティス ウス ーテル オムーポテンス
Domine Deus, Rēx caelestis, Deus Pater omnipotēns.
ミネ ウス ークス カエスティス ウス テル オムポテーンス
名詞 名詞 名詞 形容詞 名詞 名詞 形容詞
主よ 神よ 王よ 天の 神よ 父よ 全能の
主よ 神よ 天の王よ 神よ 全能の父よ

domineは第2変化男性名詞dominus(主人)の単数呼格。
deusは第2変化男性名詞の単数主格。「神、造物主」を意味する。こいつは何故か呼格がない。そんで主格を呼格扱いすることがままある。
rēxは第3変化男性名詞の、ここでは単数呼格。「王、君主、庇護者」を意味する。
caelestisは第3変化形容詞。ここでは男性単数呼格形。
paterは第3変化男性名詞の、ここでは単数呼格。
omnipotēnsは第3変化形容詞。ここでは男性単数呼格形。

『神なる主よ 天の王よ 全能の父なる神よ』

ミネ フィーリ ウニヂェニテ イェーズー ーステ
Domine Fīlī ūnigenite, Jēsū Christe.
ミネ フィーリー ウーニニテ イェースー ステ
名詞 名詞 形容詞 名詞 名詞
主よ 息子よ ひとり子として生まれた イエスよ キリストよ
主よ ひとり子として生まれた御子よ イエス・キリストよ

domineは第2変化男性名詞dominus(主人)の単数呼格。
fīlīは第2変化男性名詞fīlius(息子)の、ここでは単数呼格。
ūnigeniteは第1第2変化形容詞ūnigenitus(ひとり子として生まれた)の男性単数呼格形。
Jēsū(Iēsū)は第4変化男性固有名詞Jēsūs(Iēsūs)(イエス)の、ここでは呼格。
Christeは第2変化男性固有名詞Christus(キリスト)の呼格。 原意は「油を注がれた者」。

『ひとり子として生まれた御子たる主よ イエス・キリストよ』

Domine Fili unigenite,(メインボーカル)
Jesu Christe.(バックコーラス)

ミネ ウス ーニュス フィリウス トリス
Domine Deus, Agnus Deī, Fīlius Patris.
ミネ ウス グヌス イー フィーリウス トリス
名詞 名詞 名詞 名詞 名詞 名詞
主よ 神よ 子羊は 神の 息子は 父の
主よ 神よ 神の子羊 父の御子

domineは第2変化男性名詞dominus(主人)の呼格。
deusは第2変化男性名詞の単数主格または呼格。
agnusは、第2変化男性名詞単数主格。
deīは第2変化男性名詞deus(神)の単数属格。
fīliusは第2変化男性名詞単数主格。
patrisは第3変化男性名詞pater(父)の単数属格。

『神なる主よ 神の子羊 父の御子』

Domine Deus, Agnus Dei,(メインボーカル)
Filius Patris.(バックコーラス)

クィ ッリス ペッータ ンディ ミゼーレ ービス
Quī tollis peccāta mundī, miserēre nōbīs.
クィ ッリス ペッータ ンディー ミセーレ ービース
関係代名詞 動詞 名詞 名詞 動詞 人称代名詞
~であるところのそれ(男)は (君が)取り去る 罪(複)を 世界の (君が)同情しろ 私たちのために
世界の罪を取り去る (神の子羊) 私たちのために同情しろ

quīは関係代名詞。ここでは男性単数主格形。前文のagnus deīにかかってるっぽい。
tollisは、第3活用他動詞tollō(上げる、挙げる、取り去る、捨てる)の直接法能動現在二人称単数形。
peccātaは、第2変化中性名詞peccātum(過失、罪)の複数対格。
mundīは、第2変化男性名詞mundus(世界)の、ここでは単数属格。
miserēreは、第2活用異態自他動詞misereor(~を哀れむ、同情する)のここでは命令法(二人称)単数形。
異態動詞(verba dēpōnentia)は、見かけは受動態なのに能動態の意味を持つ動詞。
nōbīsは、一人称複数の人称代名詞。ここでは与格。利害の与格。

『世の罪を除き給う方 我らを哀れみ給え』

クィ ッリス ペッータ ンディ
Quī tollis peccāta mundī,
クィ ッリス ペッータ ンディー
関係代名詞 動詞 名詞 名詞
~であるところのそれ(男)は (君が)取り去る 罪(複)を 世界の
世界の罪を取り去る (神の子羊)

『世の罪を除き給う方』

シペ デプレカティーネム ーストラム
suscipe dēprecātiōnem nostram.
スキペ デープレカーティーネム ストラム
動詞 名詞 所有形容詞
(君が)受け入れろ 哀願を 私たちの
私たちの哀願を受け入れろ

suscipeは第3活用他動詞suscipiō(受け止める、自分の子と認める、受け入れる、庇護する等)の命令法(二人称)単数形。
dēprecātiōnemは第3変化女性名詞dēprecātiō(許しを求めること、哀願、祈ること)の単数対格。
教会式なら「デプレカツィーネム」とも。ここのtioは[tsio]じゃなくて[tio]っぽい。
nostramは一人称複数の所有形容詞。女性単数対格形。

『我らの祈りを聞き入れ給え』

クィ ーデス アド クステラム トリス ミゼーレ ービス
Quī sedēs ad dexteram Patris, miserēre nōbīs.
クィ デース アド クステラム トリス ミセーレ ービース
関係代名詞 動詞 前置詞 名詞 名詞 動詞 人称代名詞
~であるところのそれ(男)は (君が)座る ~に 右側(を) 父の (君が)同情しろ 私たちのために
父の右側に座る(君は) 私たちのために同情しろ

quīは関係代名詞。ここでは男性単数主格形。
sedēsは、第2活用他動詞sedeō(座る、臨席する、滞在する)の直接法能動現在二人称単数形。
adは対格支配の前置詞。
dexteramは第1変化女性名詞dextera(右手、右側)の単数対格。
patrisは第3変化男性名詞pater(父)の単数属格。
miserēreは、第2活用異態動詞misereor(~を哀れむ、同情する)のここでは命令法(二人称)単数形。
nōbīsは、一人称複数の人称代名詞。ここでは与格。利害の与格。

『父の右に座したる方 我らを哀れみ給え』

クォーニアム トゥ ールス ーンクトゥス
Quoniam sōlus sānctus.
クォニアム トゥ ールス ーンクトゥス
接続詞 人称代名詞 形容詞 形容詞
~であるからには 君は 唯一の 神聖な、高潔な
あなたは唯一神聖なので

quoniamは接続詞。「~であるからには、~だから」。
は二人称単数の人称代名詞主格。
※sumの直接法(能動)現在二人称単数形esが省略されてる感じ。「(君は)~である」。
sōlusは第1第2変化形容詞男性単数主格形。「一人の、単独の、孤独の」。
sānctusは第1第2変化形容詞男性単数主格形。

『汝は唯ひとり聖なるがゆえ』

トゥ ールス ーミヌス
sōlus Dominus.
トゥ ールス ミヌス
人称代名詞 形容詞 名詞
君は 唯一の 主人は
あなたは唯一の主

は二人称単数の人称代名詞主格。
sōlusは第1第2変化形容詞男性単数主格形。「一人の、単独の、孤独の」。
※ここもes「(君は)~である」を入れたい。
dominusは第2変化男性名詞単数主格。

『汝唯ひとりが主なり』

トゥ ールス アルティッスィムス
sōlus altissimus,
トゥ ールス アルティッスィムス
人称代名詞 形容詞 形容詞
君は 唯一の 最も高い
あなたは唯一の最高

は二人称単数の人称代名詞主格。
sōlusは第1第2変化形容詞男性単数主格形。「一人の、単独の、孤独の」。
※やっぱりここもes「(君は)~である」を入れたい。
altissimusは第1第2変化形容詞。形容詞altus(高い、崇高な、深い)の最上級。男性単数主格形。

『汝唯ひとりが至高なり』

イェーズー ーステ
Jēsū Christe.
イェースー ステ
名詞 名詞
イエスよ キリストよ
イエス・キリストよ

Jēsū(Iēsū)は第4変化男性固有名詞Jēsūs(Iēsūs)(イエス)の、ここでは呼格。
Christeは第2変化男性固有名詞Christus(キリスト)の呼格。

『イエス・キリストよ』

クム ンクト リトゥ イン ーリア ーイ ートリス
Cum Sānctō Spīritū in glōriā Deī Patris.
クム ーンクトー ーリトゥー イン ーリアー イー トリス
前置詞 形容詞 名詞 前置詞 名詞 名詞 名詞
~と一緒に 聖なる 霊(から) ~の中に 栄光(から) 神の 父の
聖霊と共に 父の神の栄光の中に(あれ/あらんことを)

cumは奪格支配の前置詞。
sānctōは第1第2変化形容詞sānctusの、ここでは男性単数奪格形。
spīritūは第4変化男性名詞spīritus(呼吸、息、命、霊、魂)の単数奪格。
inは前置詞。ここでは奪格支配。「~の中に、~において」。
glōriāは第1変化女性名詞glōria(名声、栄誉、功業、栄光)の単数奪格。
deīは第2変化男性名詞deus(神)の単数属格。
patrisは第3変化男性名詞pater(父)の単数属格。
※そしてここにsumの接続法(能動)現在二人称単数形sīsを入れたい。命令の接続法で「(君が)いろ」、または願望の接続法で「(君が)いますように」。

『聖霊と共に 父なる神の栄光の内に』

ーメン
Āmēn.
ーメーン
間投詞
アーメン
かくあれかし

āmēnは間投詞。ユダヤ教、キリスト教においてよく使われる。ヘブライ語のאָמֵן(アメーン、アーメーン/真に、然り、そうあるように)に由来する。

『アーメン』

ーメン
Āmēn.
ーメーン
間投詞
アーメン
かくあれかし

『アーメン』

《CREDO》

Credo in unum Deum.
Patrem omnipotentem
factorem caeli et terrae,
visibilium omnium, et invisibilium.
Et in unum Dominum Jesum Christum,
Filium Dei unigenitum.

Et ex Patre natum ante omnia saecula.
Deum de Deo, lumen de lumine,
Deum verum de Deo vero.
Genitum, non factum,
consubstantialem Patri:
per quem omnia facta sunt.

Qui propter nos homines,
et propter nostram salutem,
descendit de caelis.
Et incarnatus est de Spiritu Sancto
ex Maria Virgine:
Et homo factus est.

Crucifixus etiam pro nobis:
sub Pontio Pilato passus,
et sepultus est.
Et resurrexit tertia die,
secundum Scripturas.
Et ascendit in caelum:
sedet ad dexteram Patris.

Et iterum venturus est cum gloria
judicare vivos et mortuos:
cujus regni non erit finis.

Et in Spiritum Sanctum,
Dominum et vivificantem:
qui ex Patre Filioque procedit.
Qui cum Patre et Filio simul adoratur,
et conglorificatur:
qui locutus est per Prophetas.

Et unam sanctam catholicam
et apostolicam Ecclesiam.
Confiteor unum baptisma
in remissionem peccatorum.
Et exspecto resurrectionem mortuorum.
Et vitam venturi saeculi.

Amen.

クレド(信仰宣言)

MV/04:31~
CD/04:27~

ード イン ーヌム ーウム
Crēdō in ūnum Deum.
ードー イン ーヌム ウム
動詞 前置詞 形容詞 形容詞
(私は)信じる ~を 唯一の 神を
私は唯一の神を信じる

crēdōは第3活用自他動詞。直接法能動現在一人称単数形。「任せる、金を貸す、信じる」等を意味する。
inは前置詞。ここでは対格支配。「~に対して、~を」。以下、しばらくCrēdō inの目的語の羅列。
ūnumは第1第2変化形容詞ūnus(一人の、一つの、唯一の)のここでは男性単数対格形。
deumは第2変化男性名詞deusの単数対格。

『私は唯一の神を信じる』

ートレム オムニポンテム
Patrem omnipotentem
トレム オムニポンテム
名詞 形容詞
父を 全能の
全能の父を

patremは第3変化男性名詞pater(父)の単数対格。
omnipotentemは第3変化形容詞omnipotēns(全能の)の、ここでは男性単数対格形。

『全能の父を』

ファクーレム チェーリ エト ッレ
factōrem caelī et terrae,
ファクーレム カエリー エト ッラエ
名詞 名詞 接続詞 名詞
創造者を 天の ~と 地の
天と地の創造者を

factōremは第3変化男性名詞factor(製作者、創造者)の単数対格。
caelīは第2変化中性名詞caelum(空、天)のここでは単数属格。
etは接続詞。
terraeは第1変化女性名詞terra(土地、土、国、大地)のここでは単数属格。

『天と地と』

ヴィズィーリウム ームニウム エト インヴィズィーリウム
vīsibilium omnium, et invīsibilium,
ウィースィリウム ムニウム エト インウィースィリウム
形容詞(名詞) 形容詞 接続詞 形容詞(名詞)
見えるもの(複)の あらゆる そして 見えないもの(複)の
全ての見えるものの そして 見えないものの

vīsibiliumは第3変化形容詞vīsibilis(見る能力のある、見られうる、可視的な)の、ここでは中性複数属格形。ここでは中性名詞化。
omniumは第3変化形容詞omnis(全体の、すべての、あらゆる)の、ここでは中性複数属格形。
etは接続詞。
invīsibiliumは第3変化形容詞invīsibilis(目に見えない)の、ここでは中性複数属格形。これも中性名詞化。

『あらゆる見えるもの 見えざるものの創造主を』

エト イン ーヌム ーミヌム イェーズム ーストゥム
Et in ūnum Dominum Jēsum Christum,
エト イン ーヌム ミヌム イェースム ストゥム
接続詞 前置詞 形容詞 名詞 名詞 名詞
そして ~を 唯一の 主を イエスを キリストを
そして唯一の主を イエス・キリストを

etは接続詞。
inは前置詞。ここでは対格支配。「~に対して、~を」。
ūnumは第1第2変化形容詞ūnus(一人の、一つの、唯一の)のここでは男性単数対格形。
dominumは第2変化男性名詞dominus(主人)の単数対格。
Jēsum(Iēsum)は第4変化男性固有名詞Jēsūs(Iēsūs)(イエス)の対格。
Christumは第2変化男性固有名詞Christus(キリスト)の対格。

『そして唯一の主 イエス・キリストを』

フィリウム ウニヂェーニトゥム
Fīlium Deī ūnigenitum.
フィーリウム イー ウーニニトゥム
名詞 名詞 形容詞
息子を 神の ひとり子として生まれた
ひとり子として生まれた神の御子を

fīliumは第2変化男性名詞fīlius(息子)の単数対格。
deīは第2変化男性名詞deus(神)の単数属格。
ūnigenitumは第1第2変化形容詞ūnigenitus(ひとり子として生まれた)の、ここでは男性単数対格形。

『神の御ひとり子として』

エト エクス トレ ートゥム ンテ ムニア ークラ
Et ex Patre nātum ante omnia saecula.
エト エクス トレ ートゥム ンテ ムニア サエクラ
接続詞 前置詞 名詞 形容詞 前置詞 名詞 名詞
そして ~より 父(から) 生まれた ~より前に 全ての 世代(を)
そして あらゆる代より先に父から生まれた

etは接続詞。
exは奪格支配の前置詞。「~から、~より、~の中から」。
patreは第3変化男性名詞pater(父)の単数奪格。
nātumは第1第2変化形容詞nātus(生まれた、生じた、~歳の)の、ここでは男性単数対格形。
anteは対格支配の前置詞。「(空間的、時間的に)~の前に、~より前に」。
omniaは第3変化形容詞omnis(全体の、すべての、あらゆる)の、ここでは中性複数対格形。
saeculaは第2変化中性名詞saeculum(世代、種族、当節、生涯、一世紀)の、ここでは複数対格。

『全ての代に先んじて父より生まれたる方を』

ーウム ーオ ーメン ーミネ
Deum Deō, lūmen lūmine,
ウム デー オー ーメン デー ーミネ
名詞 前置詞 名詞 名詞 前置詞 名詞
神を ~から 神(から) 光を ~から 光(から)
神からの神を 光からの光を

deumは第2変化男性名詞deusの単数対格。
は奪格支配の前置詞。「~から(下へ)、~から出た」。
deōは第2変化男性名詞deusの、ここでは単数奪格。
lūmenは第3変化中性名詞。ここでは単数対格。
lūmineは第3変化中性名詞lūmen(光、輝き、日光)の単数奪格。

『神より出でし神 光より出でし光を』

ーウム ヴェールム ーオ ヴェーロ
Deum vērum Deō vērō.
ウム ウェールム デー オー ウェーロー
名詞 形容詞 前置詞 名詞 形容詞
神を 真実の ~から 神(から) 真実の
本当の神からの本当の神を

deumは第2変化男性名詞deus(神)の単数対格。
vērumは第1第2変化形容詞vērus(真実の、本物の、正当な)の、ここでは男性単数対格形。
は奪格支配の前置詞。「~から(下へ)、~から出た」。
deōは第2変化男性名詞deus(神)の、ここでは単数奪格。
vērōは第1第2変化形容詞vērus(真実の、本物の、正当な)の、ここでは男性単数奪格形。

『真の神より出でし真の神を』

ヂェーニトゥム ファクトゥム コンスブスタンツィーレム ートリ
Genitum, nōn factum, cōnsubstantiālem Patrī:
ニトゥム ーン ファクトゥム コーンスブスタンティーレム トリー
動詞(形容詞) 副詞 動詞(形容詞) 形容詞 名詞
生まれた ~でない 造られた 同一の 父に
造られずに生まれ、父と同質の

genitumは第3活用他動詞gignō(産む、生ずる、生まれる)の完了受動分詞genitus(生まれた)の、ここでは男性単数対格形。
nōnは否定の副詞。
factumは英語のdoとかmakeっぽい自他動詞faciōの完了受動分詞factus(なされた、作られた)の、ここでは男性単数対格形。
cōnsubstantiālemは第3変化形容詞cōnsubstantiālis(同一の、同体の)のここでは男性単数対格形。
patrīは第3変化男性名詞pater(父)の単数与格。

『造られずして生まれたる 父と同一なる方を』

ペル クェ ムニア ファクタ ント
per quem omnia facta sunt.
ペル クェ ムニア ファクタ ント
前置詞 関係代名詞 形容詞(名詞) 動詞 動詞
~によって その彼(を) 全ては (中ら)は造られた
全てのものはその彼によって作られた

perは対格支配の前置詞。ここでは手段、媒介を表す。
quemは関係代名詞quīの男性単数対格形。Jēsūs(Iēsūs) Christusを指す。
omniaは第3変化形容詞omnis(全体の、すべての、あらゆる)の、ここでは中性複数主格形。ここでは中性名詞化。
factaは英語のdoとかmakeっぽい自他動詞faciōの完了受動分詞factus(なされた、作られた)の、ここでは中性複数主格形。
suntは英語のbeに当たる不規則自動詞sumの直接法(能動)現在三人称複数形。ここではfacta suntで受動完了を作っている。

『その方によって万物が成さしめられた』

クィ ープテル ース ーミネス
Quī propter nōs hominēs,
クィ プテル ース ミネース
関係代名詞 前置詞 人称代名詞 名詞
その彼は ~のために 私たち(を) 人間たち(を)
その彼は私たち人間のために

quīは関係代名詞。ここでは男性単数主格形。Jēsum(Iēsum) Christumを指す。
propterは対格支配の前置詞。
nōsは一人称複数の人称代名詞。ここでは対格。
hominēsは第3変化男性名詞homō(人、人間、男)の、ここでは複数対格。

『その方は我ら人間のために』

エト ープテル ストラム ーテム シェンディト チェーリス
et propter nostram salūtem, dēscendit caelīs.
エト プテル ストラム ーテム デースンディト デー カエリース
接続詞 前置詞 所有形容詞 名詞 前置詞 前置詞 名詞
そして ~のために 私たちの 救済(を) (それは)下りた ~から 天(から)
そして 私たちの救済のために 天より下りた

etは接続詞。
propterは対格支配の前置詞。
nostramは一人称複数の所有形容詞。女性単数対格形。
salūtemは第3変化女性名詞salūs(健康、無事、救済)の単数対格。
dēscenditは第3活用自動詞dēscendō(下りる、降りる、沈む)の、ここでは直接法能動完了三人称単数形。ここでは歴史的完了。過去の一度きりの行為の叙述。
は奪格支配の前置詞。「~から(下へ)、~から出た」。
caelīsは第2変化中性名詞caelum(空、天)のここでは複数奪格。こいつは複数形になると何故か男性名詞になる。単数形とのニュアンスの違いはよく分からん。天国が重層的に広がってる感じなんかな?

『我らの救いのために天より降臨なされた』

エト インカルートゥス スト リトゥ ンクト
Et incarnātus est Spīritū Sānctō
エト インカルートゥス スト デー ーリトゥー ーンクトー
接続詞 動詞 動詞 前置詞 名詞 形容詞
そして (彼は)肉体を与えられた ~から 霊(から) 聖なる
そして 聖霊から肉体を与えられ

etは接続詞。
incarnātusは第1活用他動詞incarnō(肉体を与える、受肉させる)の完了受動分詞。男性単数主格形。
estは英語のbeに当たる不規則自動詞sumの直接法(能動)現在三人称単数形。ここではincarnātus estで受動完了。
は奪格支配の前置詞。「~から(下へ)、~から出た」。
spīritūは第4変化男性名詞spīritus(呼吸、息、命、霊、魂)の単数奪格。
sānctōは第1第2変化形容詞sānctusの、ここでは男性単数奪格形。

エクス ーア ヴィルヂネ エト ファクトゥス ースト
ex Marīā Virgine: Et homō factus est.
エクス ーアー ウィルギネ エト モー ファクトゥス スト
前置詞 名詞 名詞 接続詞 名詞 動詞 動詞
~の中から マリア(から) 処女(から) そして 人間は (彼は)造られた
処女マリアの内より 人間が造られた

exは奪格支配の前置詞。「~から、~より、~の中から」。
Marīāは第1変化女性固有名詞Marīa(マリア)の奪格。
virgineは第3変化女性名詞virgō(乙女、処女)の単数奪格。
homōは第3変化男性名詞。単数主格。
factusは英語のdoとかmakeっぽい自他動詞faciōの完了受動分詞(第1第2変化)。男性単数主格形。
estは英語のbeに当たる不規則自動詞sumの直接法(能動)現在三人称単数形。ここではfactus estで受動完了。

『そして 聖霊により 乙女マリアより肉体を受け 人となられた』

クルチフィークスス ティアム ービス
Crucifīxus etiam prō nōbīs:
クルキフィークスス ティアム ービース
動詞 副詞 前置詞 人称代名詞
(彼は)十字架にかけられた 更に ~のために 私たち(から)
その上 私たちのために十字架にかけられ

crucifīxusは第3活用他動詞crucifīgō(十字架に打ち付ける、磔にかける)の完了受動分詞男性単数主格形。
※分詞が名詞化して「十字架にかけられた方は」?かと思いきや、ここは後に出て来るestがかかってる。crucifīxus estで直接法受動完了三人称単数男性形。
etiamは副詞。「まだ、もう一度、更に、その上」。
教会式なら「ツィアム」とも。ここのtiaは[tsia]じゃなくて[tia]っぽい。
prōは奪格支配の前置詞。
nōbīsは、一人称複数の人称代名詞。ここでは奪格。

スブ ンツィオ ート ッスス
sub Pontiō Pīlātō passus,
スブ ンティオー ピーートー ッスス
前置詞 名詞 名詞 動詞
~の元で ポンティウス(から) ピーラートゥス(から) (彼は)苦しんだ
ポンティウス・ピーラートゥスの元で苦しみ

subは前置詞。ここでは奪格支配。「~の下で、~の管理下で、~の元に」。
Pontiōは第2変化男性固有名詞Pontius(ポンティウス※人名)の、ここでは奪格。
Pīlātōは第2変化男性固有名詞Pīlātus(ピーラートゥス※家名)の、ここでは奪格。
passusは第3活用異態他動詞patior(受ける、こうむる、耐える、苦しむ、甘受する)の完了分詞男性単数主格形。
※そしてここにもestがかかってる。passus estで直接法能動完了三人称単数男性形。異態動詞なんで受動完了と同じ見た目になるけど意味は能動態。

エト ルトゥス ースト
et sepultus est.
エト ルトゥス スト
接続詞 動詞 動詞
そして (彼は)埋葬された
そして 埋葬された

etは接続詞。
sepultusは第4活用他動詞sepeliō(埋葬する、圧倒する、埋没させる)の完了受動分詞(第1第2変化)。男性単数主格形。
estは英語のbeに当たる不規則自動詞sumの直接法(能動)現在三人称単数形。sepultus estで受動完了。こいつが上のcrucifīxusとpassusにもかかってる。

『その上 ポンティウス・ピラトゥスの元で
 我らのために十字架にかけられ 受難の後に 葬られ給うた』

エト レズッークスィト ールティア ディーエ ーンドゥム スクリプトゥーラス
Et resurrēxit tertiā diē, secundum Scrīptūrās.
エト レスッークスィト ルティアー ディエー ンドゥム スクリープトゥーラース
接続詞 動詞 序数詞 名詞 前置詞 名詞
そして (それは)復活した 3番目の 日に ~と一致して 聖書の記述
そして 聖書の記述の通り 三日目に復活した

etは接続詞。
resurrēxitは第3活用自動詞resurgō(再び立ち上がる、再び上がる、復活する)の直接法能動完了三人称単数形。
tertiāは序数詞tertius(第3の、3番目の)の女性単数奪格形。3日後ではなく、磔刑の日を1日目として3日目。
教会式なら「ールツィア」とも。ここのtiaは[tsia]じゃなくて[tia]っぽい。
diēは性別が曖昧な第5変化名詞diēs(日、日中、昼)の単数奪格。基本は男性名詞だけど、特別な日について言う場合女性名詞になり易いんかな?分からんけど。ここでは時の奪格。
secundumは対格支配の前置詞。「~の後ろに、~に従って、~に一致して」。
scrīptūrāsは第1変化女性名詞scrīptūra(書くこと、書かれたもの、聖書の一節)の複数対格。

『そして 聖書にある通り 三日目に蘇り』

エト シェンディト イン チェールム ーデト アド クステラム トリス
Et āscendit in caelum: sedet ad dexteram Patris.
エト アースンディト イン カエルム デト アド クステラム トリス
接続詞 動詞 前置詞 名詞 動詞 前置詞 名詞 名詞
そして (それは)昇った ~へ 天(を) (それは)座る ~に 右側 父の
そして 天へ昇って 父の右に座っている

etは接続詞。
āscenditは第3活用自他動詞āscendō(登る、上る、乗る、上昇する)の、ここでは直接法能動完了三人称単数形。
inは前置詞。ここでは対格支配。「~へ、~に向かって」。
caelumは第2変化中性名詞。ここでは単数対格。
sedetは、第2活用他動詞sedeō(座る、臨席する、滞在する)の直接法能動現在三人称単数形。
adは対格支配の前置詞。
dexteramは第1変化女性名詞dextera(右手、右側)の単数対格。
patrisは第3変化男性名詞pater(父)の単数属格。

『天へと昇り 父の右に座し給う』

エト ーテルム ヴェントゥールス ースト クム ーリア
Et iterum ventūrus est cum glōriā
エト テルム ウェントゥールス スト クム ーリアー
接続詞 副詞 動詞 動詞 前置詞 名詞
そして 再び (彼は)来ようとしている ~と一緒に 栄光(から)
そして 栄光と共に再び来ようとしている

etは接続詞。
iterumは副詞。
ventūrusは第4活用自動詞veniō(来る、帰る)の未来能動分詞。男性単数主格形。これ単体だと形容詞的に「来たるべき」。
estは英語のbeに当たる不規則自動詞sumの直接法(能動)現在三人称単数形。ここではventūrus estで、複合時制ではないけど迂言的未来の表現。
cumは奪格支配の前置詞。
glōriāは第1変化女性名詞glōria(名声、栄誉、功業、栄光)の単数奪格。

ユーディーレ ヴィーヴォス エト ールトゥオス
jūdicāre vīvōs et mortuōs:
ユーディーレ ウィーウォース エト ルトゥオース
動詞 形容詞(名詞) 接続詞 名詞
裁き(裁くこと)に 生者たちを ~と 死者たちを
生者たちと死者たちを裁きに

jūdicāre(iūdicāre)は第1活用他動詞jūdicō(審判者である、裁決する、宣告する、決定する)の不定法能動現在形。ここではventūrus estの目的語。
vīvōsは第1第2変化形容詞vīvus(生きている、生命のある、新鮮な、元気な、自然な)の男性複数対格形。ここでは男性名詞扱い。
etは接続詞。
mortuōsは第2変化男性名詞mortuus(死人、死体)の複数対格。

『そして再び栄光と共に 生者と死者を裁きに来給う』

ーユス ンニ リト フィニス
cūjus rēgnī nōn erit fīnis.
ーユス ーグニー ーン リト フィーニス
関係代名詞 名詞 副詞 動詞 名詞
その彼の 王国の (それは)ないだろう 終わりは
その彼の王国の終わりはないであろう

cūjus(cūius)は関係代名詞quīの、ここでは男性単数属格形。当然だいぶ前に出てきたJēsūs(Iēsūs) Christusを指す。長いよ。
rēgnīは第2変化中性名詞rēgnum(王権、王位、支配、王国、領土)の単数属格。
nōnは否定の副詞。
eritは英語のbeに当たる不規則自動詞sumの直接法(能動)未来三人称単数形。
fīnisは第3変化男性(時に女性)名詞。ここでは単数主格。「境界、領域、限度、目的、極度、結末」を意味する。

『その王国に終焉はない』

エト イン リトゥム ンクトゥム ミヌム エト ヴィヴィフィーンテム
Et in Spīritum Sānctum, Dominum et vīvificantem:
エト イン ーリトゥム ーンクトゥム ミヌム エト ウィーウィフィンテム
接続詞 前置詞 名詞 形容詞 名詞 接続詞 動詞(名詞)
そして ~を 霊(を) 聖なる 主(を) ~と 活気づけるもの(男)(を)
そして 聖霊を 主を そして 生命を与える者を(私は信じる)

etは接続詞。
※何たることか、ここにも最初のcrēdō(私は信じる)がかかってくる。またはcrēdōが省略されてる。
inは前置詞。ここでは対格支配。「~に対して、~を」。
spīritumは第4変化男性名詞spīritus(呼吸、息、命、霊、魂)の単数対格。
sānctumは第1第2変化形容詞sānctusの、ここでは男性単数対格形。
dominumは第2変化男性名詞dominus(主人)の単数対格。
vīvificantemは第1活用他動詞vīvificō(活気づける、蘇生させる)の現在能動分詞vīvificānsのここでは男性単数対格形。ここでは男性名詞化。よく「生命を与える者」みたいに訳されるんで、合わせておく。

『私はまた 主なる聖霊 即ち生命を与えて下さるものを信じる』

クィ エクス トレ フィリークェ プロチェーディト
quī ex Patre Fīliōque prōcēdit.
クィ エクス トレ フィーリークェ プローーディト
関係代名詞 前置詞 名詞 名詞+接尾辞 動詞
その彼は ~より 父(から) 息子(から)と (それは)進み出る、
それは父と息子から出る

quīは関係代名詞。ここでは男性単数主格形。spīritus sānctusを指す。
exは奪格支配の前置詞。「~から、~より、~の中から」。
patreは第3変化男性名詞pater(父)の単数奪格。
fīliōqueは第2変化男性名詞fīlius(息子)の単数奪格fīliōに接尾辞-queがくっついたもの。
「~と、~と」、「~も~も」みたいに二つの語句を並列する時、二つ目の単語につける。意味は、接続詞etを挟んで並べる場合と同じ。
prōcēditは第3活用他動詞prōcēdō(前に進む、進歩する、過ぎる、現れる、生じる)の直接法能動現在三人称単数形。

『それは父と子より出て』

クィ クム ートレ エト フィーリオ スィムル アドートゥル エト コングロリフィートゥル
Quī cum Patre et Fīliō simul adōrātur, et conglōrificātur:
クィ クム トレ エト フィーリオー スィムル アドーートゥル エト コングローリフィートゥル
関係代名詞 前置詞 名詞 接続詞 名詞 副詞 動詞 接続詞 動詞
その彼は ~と一緒に 父(から) ~と 息子(から) 一緒に (それは)崇拝される そして (それは)共に賛美される
父と子と共に崇拝され 共に賛美される

quīは関係代名詞。ここでは男性単数主格形。spīritus sānctusを指す。
cumは奪格支配の前置詞。
patreは第3変化男性名詞pater(父)の単数奪格。
etは接続詞。
fīliōは第2変化男性名詞fīlius(息子)の、ここでは単数奪格。
simulは副詞。「一緒に、同時に」。
adōrāturは第1活他動詞adōrō(切願する、呼びかける、崇拝する)の直接法受動現在三人称単数形。
conglōrificāturは第1活用他動詞conglōrificō(一緒に賛美する)の直接法受動現在三人称単数形。glōrificō(賛美する、栄光を称える)に接頭辞con-(共に、全く)がついたやつ。

『父と子と共に崇められ 称えられ』

クィ ートゥス スト ペル プロフェータス
quī locūtus est per Prophētās.
クィ ートゥス スト ペル プロータース
関係代名詞 動詞 動詞 前置詞 名詞
その彼は (彼は)話した ~を介して 預言者たち(を)
預言者たちによって語った

quīは関係代名詞。ここでは男性単数主格形。spīritus sānctusを指す。
locūtusは第3活用異態自他動詞loquor(話す、言う、示す)の完了分詞男性単数主格形。
estは英語のbeに当たる不規則自動詞sumの直接法(能動)現在三人称単数形。locūtus estで、やっぱり受動完了と同じ見た目になるけど能動完了。
perは対格支配の前置詞。
prophētāsは第1変化男性名詞prophēta(預言者)の複数対格。

『預言者らを通して語り給うた』

エト ーナム ンクタム リカム
Et ūnam sānctam catholicam
エト ーナム ーンクタム リカム
接続詞 形容詞 形容詞 形容詞
そして 唯一の 聖なる 普遍的な
そして 唯一の 聖なる 普遍的な

etは接続詞。
※そしてやっぱり、ここにも最初のcrēdō(私は信じる)がかかってくる。または省略されてる。
ここまでずっとcrēdō in 対格だったのが、crēdō 対格になった。日本語訳なら「私は~を信じる」で変わりないんだけど、crēdō in ~の方が信じ方が深いんかな?知らんけど。
ūnamは第1第2変化形容詞ūnus(一人の、一つの、唯一の)の女性単数対格形。
sānctamは第1第2変化形容詞sānctusの女性単数対格形。
catholicamは第1第2変化形容詞catholicus(普遍的な、全般的な、正統的な、カトリックの)の女性単数対格形。

エト アポスーリカム エックーズィアム
et apostolicam Ecclēsiam.
エト アポスリカム エックースィアム
接続詞 形容詞 名詞
そして 使徒の 教会を
そして 使徒の教会を(私は信じる)

etは接続詞。
apostolicamは第1第2変化形容詞apostolicus(使徒の、司教の)の女性単数対格形。
ecclēsiamは第1変化女性名詞ecclēsia(集会、会合、教会)の単数対格。

『そしてまた私は 唯一の 聖なる 普遍の 使徒の教会を信じる』

コンフィテオル ーヌム バプティスマ イン レミッスィーネム ペッカールム
Cōnfiteor ūnum baptisma in remissiōnem peccātōrum.
コーンフィテオル ーヌム バプティスマ イン レミッスィーネム ペッカーールム
動詞 形容詞 名詞 前置詞 名詞 名詞
(私は)認める 唯一の 洗礼を ~のために 赦免(を) 罪(複)の
私は罪の赦免のための唯一の洗礼を認める

cōnfiteorは第2活用異態自他動詞。直接法(能動)現在一人称単数形。「認める、自白する、明らかにする、信仰告白をする」。
ūnumは第1第2変化形容詞ūnus(一人の、一つの、唯一の)の、ここでは中性単数対格形。
baptismaは第3変化中性名詞。ここでは単数対格。「浸すこと、洗うこと、洗礼」。
inは前置詞。ここでは対格支配。
remissiōnemは第3変化女性名詞remissiō(送り返すこと、緩和、休養、免除、赦免)の単数対格。
peccātōrumは第2変化中性名詞peccātum(過失、誤り、罪)の複数属格。または第3変化男性名詞peccātor(罪人)の複数属格。なので「罪人たちの赦免」と取れなくもないけど、普通は「罪の」と訳されてる。

『罪の赦しとなる唯一の洗礼を認め』

エト エクスクト レズッレクツィーネム モルトゥールム
Et exspectō resurrēctiōnem mortuōrum.
エト エクスクトー レスッレークティーネム モルトゥールム
接続詞 動詞 名詞 名詞
そして (私は)待ち望む 復活を 死者たちの
そして 私は死者たちの復活を待ち望む

etは接続詞。
exspectōは第1活用自他動詞。直接法能動現在一人称単数形。「待つ、期待する、待ち望む」。
resurrēctiōnemは第3変化女性名詞resurrēctiō(復活、回復)の単数対格。
mortuōrumは第2変化男性名詞mortuus(死人、死体)の複数属格。

『死者の復活と』

エト ヴィータム ヴェントゥーリ ークリ
Et vītam ventūrī saeculī.
エト ウィータム ウェントゥーリー サエクリー
接続詞 名詞 動詞(形容詞) 名詞
そして 生命を 来たるべき 世の、時代の
来たるべき世の生命を

etは接続詞。
vītamは第1活用女性名詞vīta(生きていること、生命、生活)の単数対格。
ventūrīは第4活用自動詞veniō(来る、帰る)の未来能動分詞ventūrusの、ここでは中性単数属格形。ここでは形容詞的用法。
saeculīは第2変化中性名詞saeculum(世代、種族、当節、生涯、一世紀)の単数属格。

『来世の生命を待ち望む』

ーメン
Āmēn.
ーメーン
間投詞
アーメン
かくあれかし

āmēnは間投詞。ユダヤ教、キリスト教においてよく使われる。ヘブライ語のאָמֵן(アメーン、アーメーン/真に、然り、そうあるように)に由来する。

『アーメン』

《SANCTUS》

Sanctus, sanctus, sanctus
Dominus Deus Sabaoth.
Pleni sunt caeli et terra gloria tua.
Hosanna in excelsis.

《BENEDICTUS》

Benedictus qui venit in nomine Domini.
Hosanna in excelsis.

サンクトゥス(感謝の賛歌)

MV/10:05~
CD/10:01~

ーンクトゥス ーンクトゥス ーンクトゥス
Sānctus, sānctus, sānctus
ーンクトゥス ーンクトゥス ーンクトゥス
形容詞 形容詞 形容詞
聖なる 聖なる 聖なる
聖なる 聖なる 聖なる

sānctusは第1第2変化形容詞。男性単数主格形。

『聖なるかな 聖なるかな 聖なるかな』

ミヌス ーウス ーバオト
Dominus Deus Sabaōth.
ミヌス ウス バオート
名詞 名詞 名詞
主は 神は 万軍の
主は 万軍の神は

dominusは第2変化男性名詞単数主格。
deusは第2変化男性名詞の単数主格。「神、造物主」を意味する。
sabaōthは不変化の中性?複数名詞。ここでは属格扱い。ヘブライ語の男性(または女性)名詞צָבָא(ツァバ/軍、軍隊)の複数形צְבָאוֹת(ツバオート)に由来する。

『万軍の神なる主は』

ーニ ーント チェーリ エト ッラ ーリア トゥーア
Plēnī sunt caelī et terra glōriā tuā.
ーニー ント カエリー エト ッラ ーリアー トゥアー
形容詞 動詞 名詞 接続詞 名詞 名詞 所有形容詞
満ちた (それらは)~である 天は そして 地は 栄光で 君の
天と地はあなたの栄光で満たされている

plēnīは第1第2変化形容詞plēnus(充満した、いっぱいの、妊娠した、豊富な、完備した)の、ここでは男性複数主格形。
suntは英語のbeに当たる不規則自動詞sumの直接法(能動)現在三人称複数形。
caelīは第2変化中性名詞caelum(空、天)のここでは複数主格。複数形になって男性化しとるんで、形容詞(plēnī)も男性複数形になってる。
etは接続詞。
terraは第1変化女性名詞。単数主格。
glōriāは第1変化女性名詞glōria(名声、栄誉、功業、栄光)の単数奪格。ここでは手段の奪格。
tuāは二人称単数の所有形容詞。女性単数奪格形。

『天と地は汝の栄光にて満ちたり』

ザンナ イン エクシェールスィス
Hosanna in excelsīs.
サンナ イン エクスルスィース
間投詞 前置詞 名詞
ホサナ ~において とても高い所
天において ホサナ

hosannaは神を称える間投詞。ヘブライ語のהוֹשַׁענָא(ホーシャナー/救って下さい)に由来するけど、現在のキリスト教では元の意味はあんまり意識されずに「主、万歳!」ぐらいの掛け声になってるとかなんとか。
inは前置詞。ここでは奪格支配。
excelsīsは第2変化中性名詞excelsum(高所、優秀)の複数奪格。第1第2変化形容詞excelsus(高い、隆起した、卓越した)の中性形が名詞化したやつ。"in excelsīs"で「とても高いところ(天上)に」。

『いと高きところに ホサナ』

ザンナ イン エクシェールスィス
Hosanna in excelsīs.
サンナ イン エクスルスィース
間投詞 前置詞 名詞
ホサナ ~において とても高い所
天において ホサナ

『いと高きところに ホサナ』

ベネディクトゥス クィ ヴェーニト イン ーミネ ミニ
Benedictus quī venit in nōmine Dominī.
ベネディクトゥス クィ ヴェニト イン ーミネ ミニー
動詞 関係代名詞 動詞 前置詞 名詞 名詞
祝福された ~するところの彼は (それは)来る ~において 名前(から) 主の
主の名前において来る人は祝福された

benedictusは第3活用自他動詞benedīcō(よく言う、祝福する、聖別する)の完了受動分詞。男性単数主格形。
※ここにsumの直接法(能動)現在三人称単数形estが省略されてるのかな。benedictus estで受動完了として「~の人は祝福された」か、あるいはbenedictusを男性名詞として、「祝福された人は~の人である」みたいにも取れる?でも普通は、「誉むべきかな」と訳される。
quīは関係代名詞。ここでは男性単数主格形。
venitは第4活用自動詞veniō(来る、帰る)の直接法能動現在三人称単数形。
inは前置詞。ここでは奪格支配。
nōmineは第3変化中性名詞nōmen(名前、名称)の単数奪格。
dominīは第2変化男性名詞dominus(主人)のここでは単数属格。

『誉むべきかな 主の御名において来る人は』

ザンナ イン エクシェールスィス
Hosanna in excelsīs.
サンナ イン エクスルスィース
間投詞 前置詞 名詞
ホサナ ~において とても高い所
天において ホサナ

『いと高きところに ホサナ』

《AGNUS DEI》

Agnus Dei,
qui tollis peccata mundi:
miserere nobis.

Agnus Dei,
qui tollis peccata mundi:
dona nobis pacem.

アニュス・デイ(平和の賛歌)

MV/11:55~
CD/11:50~

ーニュス クィ ッリス ペッータ ンディ
Agnus Deī, quī tollis peccāta mundī:
グヌス イー クィ ッリス ペッータ ンディー
名詞 名詞 関係代名詞 動詞 名詞 名詞
子羊は 神の ~であるところのそれ(男)は (君が)取り去る 罪(複)を 世界の
世界の罪を取り去る神の子羊

agnusは、第2変化男性名詞単数主格。
deīは第2変化男性名詞deus(神)の単数属格。
quīは関係代名詞。ここでは男性単数主格形。前文のagnus deīにかかってるっぽい。
tollisは、第3活用他動詞tollō(上げる、挙げる、取り去る、捨てる)の直接法能動現在二人称単数形。
peccātaは、第2変化中性名詞peccātum(過失、罪)の複数対格。
mundīは、第2変化男性名詞mundus(世界)の、ここでは単数属格。

『世の罪を除き給う神の子羊』

ミゼーレ ービス
miserēre nōbīs.
ミセーレ ービース
動詞 人称代名詞
(君が)同情しろ 私たちのために
私たちのために同情しろ

miserēreは、第2活用異態自他動詞misereor(~を哀れむ、同情する)のここでは命令法(二人称)単数形。
nōbīsは、一人称複数の人称代名詞。ここでは与格。利害の与格。

『我らを哀れみ給え』

ーニュス クィ ッリス ペッータ ンディ
Agnus Deī, quī tollis peccāta mundī:
グヌス イー クィ ッリス ペッータ ンディー
名詞 名詞 関係代名詞 動詞 名詞 名詞
子羊は 神の ~であるところのそれ(男)は (君が)取り去る 罪(複)を 世界の
世界の罪を取り去る神の子羊

『世の罪を除き給う神の子羊』

ーナ ービス ーチェム
dōnā nōbīs. pācem.
ーナー ービース ーケム
動詞 人称代名詞 名詞
(君が)与えろ 私たちに 平和を
私たちに平和を与えろ

dōnāは第1活用他動詞dōnō(与える、贈る)の命令法能動(二人称)単数形。
nōbīsは、一人称複数の人称代名詞。ここでは与格。
pācemは第3変化女性名詞pāx(講和、協定、平時、平和)の単数対格。

『我らに平和を与え給え』

 疲れた。すごい疲れた。Credo長すぎ。sum省略されすぎ。
 実のところ、ミサ通常文のラテン語対訳や発音なんて、書籍でもネット上でもいくらでも探せるので、私なんぞが今更ちみちみ辞書を引いてこんなページを作らなくてもいいんだけど、毎度ながら自己満足、頭の体操ついでのlove solfege布教用です。
 辞書によって母音の長短が分かれてる場合が結構あって、本来なら最新の研究に倣った方がいいんだろうけど、基本的に手持ちの『Pocket Oxford Latin Dictionary』(Oxford University Press 2005)、及び『増訂新版羅和辞典 田中秀央編』(研究社 2005 第39刷)に合わせています。これと水谷智洋さんの改訂版羅和辞典比較しても結構違うんだよなー。まあ、教会式発音だと母音が長かろうが短かろうが、アクセント位置決めぐらいにしか関係ないけど。


背景素材を(加工の上)お借りしています↑

参考資料

http://pietro.music.coocan.jp/storia/messa.html
 『音楽サロン』内「ミサとミサ曲」。
 ラテン語文に少々誤植があるものの、分かり易い。
・Wikipedia内「ミサ曲」

この文章書いてる人はラテン語に関してド素人です。
そんでこのページはlove solfegeさんのMissa Precis中毒者向け仕様です。
こんないいものを無料でYoutubeに上げて下さるのは大変ありがたいのだけれども、
円盤化しないですって?そんな殺生な!
祝!円盤化!ありがとう!ありがとう!