Oro e ortiche イタリア語メモ
love solfege 『調和性ラトゥリア』より
ベートーベン風とは?
原詞が真名辺あやさん、作詞がSimona Stanzani Piniさん、
歌手は綾野えいりさんという、いつもの高品質クラシカルアートポップス。
こちらのnoteで真名辺さんによる原詞が見られるぞ!
えいりさんの歌声の「女神感」に浸るべし。
何とbandcampで無料で聴けるようになりました。
勿論惚れたらお金も払えます。
※動詞の法(ムード)は、特に接続法とか条件法とか書いていない限り直説法です。
・oro(オーロ)・・「金、金銭、富、貴重なもの、金色」。男性名詞単数形。
・e(エ)・・「~と」。接続詞。
・ortiche(オルティーケ)・・「イラクサ(複)」。女性名詞ortica(イラクサ)の複数形。
『金と蕁麻』
・sì(スィー)・・「はい、そう」。英語のyesに当たる肯定の副詞。
・il(イル)・・男性名詞単数形につく定冠詞。
・silenzio(スィレンツィオ)・・「静寂、沈黙、忘却」。男性名詞単数形。
・è(エー)・・「(それは)~である」。英語のbe動詞に当たる自動詞essereの三人称単数現在形。
・oro(オーロ)・・「金、金銭、富、貴重なもの、金色」。男性名詞単数形。
ことわざの「沈黙は金」とは少しニュアンスが違う。"Il silenzio è d'oro."だと「沈黙は金に(値するもの)である」だけど、この歌詞だと「沈黙は金(そのもの)である」感じ。
・che(ケ)・・「~であるところの」。関係代名詞。
・brucia(ブルーチャ)・・「(それは)焼ける」。自他動詞bruciare(燃やす、焼く、枯渇させる、燃える、焼ける)の三人称単数現在形。
・rovente(ロヴェンテ)・・「真っ赤に焼けた、灼熱の、熱烈な」。形容詞単数形。
『そう、沈黙は真っ赤に焼ける金』
・cosa(コーザ)・・「何」。女性名詞単数形。ここでは疑問代名詞che cosaの略。
・vuoi(ヴオイ)・・「(君は)~したい」。補助動詞volere(~したい)の二人称単数形現在形。後ろに不定詞を伴う。
・ricomprare(リコンプラーレ)・・「買い戻すこと」。他動詞の不定詞。
・con(コン)・・「~をもって、~を用いて」。前置詞。
・l'oro(ローロ)・・「金」。頭語が母音の単数名詞につく定冠詞l'+男性名詞oro(金、金銭、富、貴重なもの、金色)。「金=沈黙」。
・nessuno(ネッスーノ)・・「誰も~ない、何も~ない」。不定代名詞。男性形。
・lo(ロ)・・「そのことを」。三人称単数男性直接目的格(弱形)の人称代名詞。ここでは性とは無関係の指示代名詞。
・sa(サー)・・「(それは)知っている」。自他動詞sapere(知る、知っている、~できる、~のような気がする)の三人称単数現在形。
『君がその金を以って何を買い戻したいのか、知る者はいない』
・cosa(コーザ)・・「何」。女性名詞単数形。ここでは疑問代名詞che cosaの略。
・vuoi(ヴオイ)・・「(君は)~したい」。補助動詞volere(~したい)の二人称単数形現在形。後ろに不定詞を伴う。
・riavere(リアヴェーレ)・・「取り戻すこと」。他動詞の不定詞。
・indietro(インディエートロ)・・「後ろに、遅れて、引き返して、戻して」。副詞。
・ancor(アンコール)・・「再び」。副詞ancora(まだ、もっと、再び)のトロンカメント(語尾脱落)。
・nessun(ネッスン)・・「誰も~ない」。不定代名詞nessuno(誰も~ない、何も~ない)がトロンカメント(語尾脱落)。
・lo(ロ)・・「そのことを」。三人称単数男性直接目的格(弱形)の人称代名詞。ここでは性とは無関係の指示代名詞。
・sa(サー)・・「(それは)知っている」。自・他動詞
『君が再び取り返したいものが何なのか、知る者はいない』
・perché(ペルケ)・・「~なので、~だから」。接続詞。
・nessuno(ネッスーノ)・・「誰も~ない、何も~ない」。不定代名詞。男性形。
・ha(アー)・・英語のhave動詞に当たる助動詞avereの三人称単数現在形。ここでは他動詞の過去分詞と一緒に近過去時制を作っている。
・mai(マイ)・・「これまで一度も~したことがない、決して~ない」。否定の副詞。ここではnessunoと一緒に否定の強調。
・sentito(センティート)・・他動詞sentire(感じる、聞く)の過去分詞。"Ha sentito"で「(それは)聞いた」。
・la(ラ)・・女性名詞単数形につく定冠詞。
・tua(トゥア)・・「君の」。二人称単数の所有形容詞女性単数形。
・voce(ヴォーチェ)・・「声」。女性名詞単数形。
『これまで誰も君の声を聞いたことがないから』
・muta(ムータ)・・「口の利けない」。形容詞muto(口の利けない、黙ったままの、音がしない)の女性単数形。
・la(ラ)・・女性名詞単数形につく定冠詞。
・verità(ヴェリター)・・「真実」。無変化の女性名詞。
・è(エ)・・英語のbe動詞に当たる助動詞essereの三人称単数現在形。ここでは過去分詞と一緒に受動態を作っている。
・dall'invidia(ダッリンヴィーディア)・・「羨望によって」。縮約冠詞dall'(前置詞daと頭が母音の単数名詞につく定冠詞l'の縮約)+女性名詞invidia(ねたみ、嫉妬、羨望)の単数形。
・celata(チェラータ)・・他動詞cerare{(抽象的なものを)隠す}の過去分詞。女性単数形。"è celata"で「(彼女は)隠される」。
・rinchiusa(リンキウーザ)・・他動詞rinchiudere(閉じ込める、幽閉する、納める)の過去分詞。女性単数形。ここにもèがかかって、"è rinchiusa"で「(彼女は)閉じ込められる」。
・in(イン)・・「~の中に」。前置詞。
・una(ウナ)・・女性名詞(単数形)につく不定冠詞。
・gabbia(ガッビア)・・「鳥かご、檻」。女性名詞単数形。
・ahimè(アイメー)・・「ああ!、ひどい!、なんてこと!」。悲哀、苦痛、同情、不快の間投詞。
・la(ラ)・・女性名詞単数形につく定冠詞。
・verità(ヴェリター)・・「真実」。無変化の女性名詞。
・è(エー)・・「(それは)~である」。英語のbe動詞に当たる自動詞essereの三人称単数現在形。
・un(ウン)・・男性名詞(単数形)につく不定冠詞。
・fior(フィオール)・・「花」。男性名詞fiore(花)がトロンカメント(語尾脱落)。
『緘黙した真実は、羨望によって隠され、檻の中に閉じ込められている。何たることか、真実は花』
・la(ラ)・・女性名詞単数形につく定冠詞。
・carrozza(カッロッツァ)・・「馬車、(列車の)客車」。女性名詞単数形。
・è(エー)・・英語のbe動詞に当たる助動詞essereの三人称単数現在形。ここでは自動詞の過去分詞と一緒に近過去時制を作っている。
・ormai(オルマーイ)・・「今ではもう、ついに、もはや」。副詞。
・partita(パルティータ)・・自動詞partire(出発する、動き出す、発車する、壊れる、だめになる、発する)の過去分詞。女性単数形。"è partita"で「(彼女は)出発した」。
・si(スィ)・・三人称の再帰代名詞。
・avvia(アッヴィーア)・・「(それは)近づく」。他動詞avviare(派遣する、向かわせる、やり出す、設立する)の再帰動詞形avviarsi(~に向かう、近づく、行く、なりつつある、始動する、うまくことが運ぶ)の三人称単数現在形。
・verso(ヴェルソ)・・「~の方へ、~に向かって」。前置詞。
・la(ラ)・・女性名詞単数形につく定冠詞。
・fine(フィーネ)・・「終わり、終点」。女性名詞単数形。
『馬車は既に出発し、終わりに向かって走っている』
・e(エ)・・「そして」。接続詞。
・le(レ)・・女性名詞複数形につく定冠詞。
・ruote(ルオーテ)・・「車輪(複)」。女性名詞ruota(車輪)の複数形。
・scandiscono(スカンディスコノ)・・「(それらは)一定の間隔で時間経過を示す」。他動詞scandire(音節を区切りながらはっきりと発音する、韻律の脚に分けて明瞭に発音する、一定の間隔で時間経過を示す、強勢をつける)の三人称複数現在形。「リズミカルな走行音を出している」意味っぽい。
・il(イル)・・男性名詞単数形につく定冠詞。
・tempo(テンポ)・・「時間」。男性名詞単数形。
・a(ア)・・「~へ」。前置詞。
・te(テ)・・「君」。二人称単数目的格(強形)の人称代名詞。前置詞がついて間接目的格。
・rimasto(リマスト)・・「残った、残された」。形容詞男性単数形。
『そして車輪の音が時を刻み、君に残された時間を知らせる』
・cade(カーデ)・・「(それは)落ちる」。自動詞cadere(倒れる、落ちる、沈む)の三人称単数現在形。
・una(ウナ)・・女性名詞(単数形)につく不定冠詞。
・pioggia(ピオッジャ)・・「雨」。女性名詞単数形。
・di(ディ)・・「~の」。前置詞。
・pietre(ピエートレ)・・「石(複)」。女性名詞pietra(石)の複数形。
・ma(マ)・・「しかし、でも」。接続詞。
・nessuno(ネッスーノ)・・「誰も~ない、何も~ない」。不定代名詞。男性形。
・guarda(グワルダ)・・「(それは)気にかける」。自他動詞guardare(凝視する、眺める、注目する、気にかける、重視する)の三人称単数現在形。
『石の雨が降っているのに、誰も顧みない』
・le(レ)・・女性名詞複数形につく定冠詞。
・tue(トゥエ)・・「君の」。二人称単数の所有形容詞女性複数形。
・dita(ディータ)・・「指(複)」。男性名詞dito(指)の複数形。「一つの手か足の指のまとまり」を表す複数形になると女性名詞化する(le dita)。「複数の人の人差し指」とかだと男性名詞のまま(i
diti)。
・doloranti(ドロランティ)・・「痛む」。形容詞
・gli(リ)・・定冠詞。男性名詞複数形の内、頭語が母音、あるいはs+子音、もしくはz、gn、pn、ps、xのいずれかで始まるものにつく。
・occhi(オッキ)・・「両目」。男性名詞occhio(目)の複数形。
・lacrimanti(ラクリマンティ)・・「涙ぐむ」。自他動詞lacrimare(涙を流す、泣く、嘆き悲しむ、悼む)の現在分詞
『君の痛む指、涙ぐむ目』
・ortiche(オルティーケ)・・「イラクサ(複)」。女性名詞ortica(イラクサ)の複数形。
"conosciuto come l'ortica"「イラクサのように知られている」=「(悪事を仕出かして)悪名高い」という慣用句がある。実物のイラクサであると同時に、主人公に着せられた汚名の象徴でもあるかもしれない。
・tra(トラ)・・「~と~の間の」。前置詞。
・le(レ)・・女性名詞複数形につく定冠詞。
・dita(ディータ)・・「指(複)」。男性名詞dito(指)の複数形。「一つの手か足の指のまとまり」を表す複数形になると女性名詞化する。
・delle(デッレ)・・「~の」。縮約冠詞。前置詞diと女性名詞複数形につく定冠詞leの縮約。
・mani(マーニ)・・「両手」。女性名詞
・solo(ソーロ)・・「~だけ」。副詞。
・loro(ローロ)・・「彼らが、彼女らが」。三人称複数、ここでは主格の人称代名詞。
『両手の指の間の蕁麻、ただそれだけが』
・sanno(サンノ)・・「(それらは)知っている」。自他動詞sapere(知る、知っている、~できる、~のような気がする)の三人称複数現在形。
・bene(ベーネ)・・「うまく、上手に、よく、とても」。副詞。
・quanto(クワント)・・「どれほど、どれだけ」。疑問副詞。
・è(エー)・・「(それは)~である」。英語のbe動詞に当たる自動詞essereの三人称単数現在形。
・forte(フォルテ)・・「激しい、強い」。形容詞単数形。
・e(エ)・・「そして」。接続詞。
・non(ノン)・・「~ない」。否定の副詞。
・si(スィ)・・三人称の再帰代名詞。
・arrende(アッレンデ)・・「(それは)屈する」。他動詞arrendere{(奪ったものを)返す、引き渡す、ゆだねる}の再帰動詞形arrendersi(降伏する、屈する、譲歩する)の三人称単数現在形。現代だと、他動詞はあまり使われない。再帰動詞の方はよく使われている。
・il(イル)・・男性名詞単数形につく定冠詞。
・cuor(クオール)・・「心」。男性名詞cuore(心臓、心)がトロンカメント(語尾脱落)。
『その心がどれほど強く、挫けないかを篤と知る』
・le(レ)・・女性名詞複数形につく定冠詞。
・tue(トゥエ)・・「君の」。二人称単数の所有形容詞女性複数形。
・virtù(ヴィルトゥー)・・「徳、美徳、能力(複)」。無変化の女性名詞。ここでは複数。
・sì(スィー)・・「はい、そう」。英語のyesに当たる肯定の副詞。
・valgon(ヴァルゴン)・・「(それらは)価値がある」。自他動詞valere(~の価値がある、値打ちがある、尊い、~と等価である、優れている、獲得する)の三人称複数現在形valgonoがトロンカメント(語尾脱落)。
・più(ピウ)・・「もっと」。比較の副詞。"più di~"で「~よりもっと」。
・dell'oro(デッローロ)・・「金より」。縮約冠詞dell'(前置詞diと頭が母音の単数名詞につく定冠詞l'の縮約)+男性名詞oro(金、金銭、富、貴重なもの、金色)。
『君の美徳は、そう、金よりも価値があるけれど、』
・ma(マー)・・「しかし、でも」。接続詞。
・perdon(ペルドン)・・「(それらは)失くす」。他動詞perdere(なくす、失う)の三人称複数現在形perdonoがトロンカメント(語尾脱落)。
・valor(ヴァロール)・・「真価」。男性名詞valore(価値、優秀さ、勇気、株式、証券、重要性、真価)がトロンカメント(語尾脱落)。
・se(セ)・・「もし~なら」。接続詞。
・vengon(ヴェンゴン)・・自動詞venire(来る、行く)の三人称複数現在形vengonoがトロンカメント(語尾脱落)。ここでは過去分詞と一緒に受動態を作っている。
・sepolte(セポルテ)・・他動詞seppellire(埋葬する、地下に埋める、片づける、しまう、隠す)の過去分詞。女性複数形。"vengono sepolte"で「(彼女らは)埋められる、隠される」。
『地に埋められてしまえば、真価を失くしてしまう』
・muta(ムータ)・・「黙ったままの」。形容詞muto(口の利けない、黙ったままの、音がしない)の女性単数形。
・la(ラ)・・女性名詞単数形につく定冠詞。
・verità(ヴェリター)・・「真実」。無変化の女性名詞。
・è(エー)・・英語のbe動詞に当たる助動詞essereの三人称単数現在形。ここでは過去分詞と一緒に受動態を作っている。
・dall'invidia(ダッリンヴィーディア)・・「羨望によって」。縮約冠詞dall'(前置詞daと頭が母音の単数名詞につく定冠詞l'の縮約)+女性名詞invidia(ねたみ、嫉妬、羨望)の単数形。
・celata(チェラータ)・・他動詞cerare{(抽象的なものを)隠す}の過去分詞。女性単数形。"è celata"で「(彼女は)隠される」。
・rinchiusa(リンキウーザ)・・他動詞rinchiudere(閉じ込める、幽閉する、納める)の過去分詞。女性単数形。ここにもèがかかって、"è celata"で「(彼女は)閉じ込められる」。
・in(イン)・・「~の中に」。前置詞。
・una(ウナ)・・女性名詞(単数形)につく不定冠詞。
・gabbia(ガッビア)・・「鳥かご、檻」。女性名詞単数形。
・ahimè(アイメー)・・「ああ!、ひどい!、なんてこと!」。悲哀、苦痛、同情、不快の間投詞。
・la(ラ)・・女性名詞単数形につく定冠詞。
・verità(ヴェリター)・・「真実」。無変化の女性名詞。
・è(エー)・・「(それは)~である」。英語のbe動詞に当たる自動詞essereの三人称単数現在形。
・un(ウン)・・男性名詞(単数形)につく不定冠詞。
・fior(フィオール)・・「花」。男性名詞fiore(花)がトロンカメント(語尾脱落)。
『緘黙した真実は、羨望によって隠され、檻の中に閉じ込められている。何たることか、真実は花』
・la(ラ)・・女性名詞単数形につく定冠詞。
・carrozza(カッロッツァ)・・「馬車、(列車の)客車」。女性名詞単数形。
・è(エー)・・英語のbe動詞に当たる助動詞essereの三人称単数現在形。ここでは自動詞の過去分詞と一緒に近過去時制を作っている。
・ormai(オルマーイ)・・「今ではもう、ついに、もはや」。副詞。
・partita(パルティータ)・・自動詞partire(出発する、動き出す、発車する、壊れる、だめになる、発する)の過去分詞。女性単数形。"è partita"で「(彼女は)出発した」。
・si(スィ)・・三人称の再帰代名詞。
・avvia(アッヴィーア)・・「(それは)近づく」。他動詞avviare(派遣する、向かわせる、やり出す、設立する)の再帰動詞形avviarsi(~に向かう、近づく、行く、なりつつある、始動する、うまくことが運ぶ)の三人称単数現在形。
・verso(ヴェルソ)・・「~の方へ、~に向かって」。前置詞。
・la(ラ)・・女性名詞単数形につく定冠詞。
・fine(フィーネ)・・「終わり、終点」。女性名詞単数形。
『馬車は既に出発し、終わりに向かって走っている』
・e(エ)・・「そして」。接続詞。
・le(レ)・・女性名詞複数形につく定冠詞。
・ruote(ルオーテ)・・「車輪(複)」。女性名詞ruota(車輪)の複数形。
・scandiscono(スカンディスコノ)・・「(それらは)一定の間隔で時間経過を示す」。他動詞scandire(音節を区切りながらはっきりと発音する、韻律の脚に分けて明瞭に発音する、一定の間隔で時間経過を示す、強勢をつける)の三人称複数現在形。
・il(イル)・・男性名詞単数形につく定冠詞。
・tempo(テンポ)・・「時間」。男性名詞単数形。
・a(ア)・・「~へ」。前置詞。
・te(テ)・・「君」。二人称単数目的格(強形)の人称代名詞。前置詞がついて間接目的格。
・rimasto(リマスト)・・「残った、残された」。形容詞男性単数形。
『そして車輪の音が時を刻み、君に残された時間を知らせる』
・la(ラ)・・女性名詞単数形につく定冠詞。
・volontà(ヴォロンター)・・「意志、意向」。女性名詞単数形。
・intessuta(インテッスータ)・・「編み上げた」。形容詞
・nel(ネル)・・「~の中に」。縮約冠詞。前置詞inと男性名詞単数形につく定冠詞ilの縮約。
・tuo(トゥオ)・・「君の」。二人称単数の所有形容詞男性単数形。
・cuor(クオール)・・「心」。男性名詞cuore(心臓、心)がトロンカメント(語尾脱落)。
・libererà(リベレラー)・・「(それは)解き放つだろう」。他動詞liberare(解放する、免除する、解除する)の三人称単数未来形。
・tutte(トゥッテ)・・形容詞tutto(全ての、全部の)の女性複数形。ここでは副詞的に「すっかり、完全に」かな。
・le(レ)・・女性名詞複数形につく定冠詞。
・piume(ピウーメ)・・「羽(複)」。女性名詞piuma(羽毛、羽、翼)の複数形。
・più(ピウ)・・比較の副詞。ここでは定冠詞とセットで最上級「最も~な」。
・candide(カンディデ)・・「真っ白な」。形容詞
『君の心に編み上げたその意志は、何よりも白い羽根をすっかり解き放つことだろう』
・cade(カーデ)・・「(それは)落ちる」。自動詞cadere(倒れる、落ちる、沈む)の三人称単数現在形。
・una(ウナ)・・女性名詞(単数形)につく不定冠詞。
・pioggia(ピオッジャ)・・「雨」。女性名詞単数形。
・di(ディ)・・「~の」。前置詞。
・pietre(ピエートレ)・・「石(複)」。女性名詞pietra(石)の複数形。
・ma(マ)・・「しかし、でも」。接続詞。
・nessuno(ネッスーノ)・・「誰も~ない、何も~ない」。不定代名詞。男性形。
・guarda(グワルダ)・・「(それは)気にかける」。自他動詞guardare(凝視する、眺める、注目する、気にかける、重視する)の三人称単数現在形。
『石の雨が降っているのに、誰も顧みない』
・le(レ)・・女性名詞複数形につく定冠詞。
・tue(トゥエ)・・「君の」。二人称単数の所有形容詞女性複数形。
・dita(ディータ)・・「指(複)」。男性名詞dito(指)の複数形。「一つの手か足の指のまとまり」を表す複数形になると女性名詞化する。
・doloranti(ドロランティ)・・「痛む」。形容詞
・gli(リ)・・定冠詞。男性名詞複数形の内、頭語が母音、あるいはs+子音、もしくはz、gn、pn、ps、xのいずれかで始まるものにつく。
・occhi(オッキ)・・「両目」。男性名詞occhio(目)の複数形。
・lacrimanti(ラクリマンティ)・・「涙ぐむ」。自他動詞lacrimare(涙を流す、泣く、嘆き悲しむ、悼む)の現在分詞
『君の痛む指、涙ぐむ目』
・ortiche(オルティーケ)・・「イラクサ(複)」。女性名詞ortica(イラクサ)の複数形。
・tra(トラ)・・「~と~の間の」。前置詞。
・le(レ)・・女性名詞複数形につく定冠詞。
・dita(ディータ)・・「指(複)」。男性名詞dito(指)の複数形。「一つの手か足の指のまとまり」を表す複数形になると女性名詞化する。
・delle(デッレ)・・「~の」。縮約冠詞。前置詞diと女性名詞複数形につく定冠詞leの縮約。
・mani(マーニ)・・「両手」。女性名詞
・solo(ソーロ)・・「~だけ」。副詞。
・loro(ローロ)・・「彼らが、彼女らが」。三人称複数、ここでは主格の人称代名詞。
『両手の指の間の蕁麻、ただそれだけが』
・sanno(サンノ)・・「(それらは)知っている」。自他動詞sapere(知る、知っている、~できる、~のような気がする)の三人称複数現在形。
・bene(ベーネ)・・「うまく、上手に、よく、とても」。副詞。
・quanto(クワント)・・「どれほど、どれだけ」。疑問副詞。
・è(エー)・・「(それは)~である」。英語のbe動詞に当たる自動詞essereの三人称単数現在形。
・forte(フォルテ)・・「激しい、強い」。形容詞単数形。
・e(エ)・・「そして」。接続詞。
・non(ノン)・・「~ない」。否定の副詞。
・si(スィ)・・三人称の再帰代名詞。
・arrende(アッレンデ)・・「(それは)屈する」。他動詞arrendere{(奪ったものを)返す、引き渡す、ゆだねる}の再帰動詞形arrendersi(降伏する、屈する、譲歩する)の三人称単数現在形。
・il(イル)・・男性名詞単数形につく定冠詞。
・cuor(クオール)・・「心」。男性名詞cuore(心臓、心)がトロンカメント(語尾脱落)。
『その心がどれほど強く、挫けないかを篤と知る』
アンデルセン童話の『白鳥の王子(野の白鳥)』(原題:De vilde Svaner)モチーフですと!?昔絵本読んでたのに全然気づかなかった!
魔法で白鳥に姿を変えられた11人の兄たちを元に戻すため、棘々のイラクサを摘んで11枚の帷子(Pantser-skjorte)を編む妹姫の物語。手を傷つけながら全ての帷子を編み上げるまで、彼女は言葉を発することが許されない。沈黙を守れなければ、兄たちが死んでしまうからだ。魔女だと誤解されようとも、火炙りの刑を言い渡されようとも、彼女は弁解の言葉を口にしない。刑場へ向かう馬車の中でも、黙々とイラクサの帷子を編み続ける。
「調和性ラトゥリア」のアルバムコンセプトがよく分かる気がする一曲。
めっちゃ前奏長いよ!カラオケ向きじゃなさそうだけど、ピアノも聞き惚れる。じゃんじゃんじゃ-ん!たららんらんらんらんらーららら♪躍動感のある音運びがかっこいい。えいりさんの歌声も強さ、厳しさを感じさせつつ柔らかい。"La
volontà intessuta nel tuo cuor~"の所なんて、本当に希望を感じさせる旋律と歌い方なんだ。なるほど、これが「目がミカン」、じゃない「女神感」。
この文章書いてる人はイタリア語に関してド素人です。
このページはあくまで『調和性ラトゥリア』CD等買った人向け、
参考にならない辞書もどきであって、
著作権侵害の意図はありません。が、もし怒られたら消えます。