Táimse im' chodladh アイルランド(・ゲール)語メモ※絶賛未完成※
Fairy Dance 〜KOKIA meets Ireland〜より

この民族風音楽好きケルト好きオタクが、
KOKIA meets Irelandなぞという俺ホイホイに引っかからないワケがなく、
CDリピートしながら気がついたら辞書を引いていましたとさ。
とりあえず分からないところが多過ぎるので一番のみ。

 ※単語ごとにカナ読みを当てていますが、あくまで目安程度のものです。信じてはいけません。
  辞書等を参考に発音記号っぽいものも書いてみましたが、これも目安程度のものです。
 ※歌詞カードになかったファーダ(長母音記号)を補っています。
 ※対応する英語を書く場合は斜体にしています。
 ※英語訳も日本語訳も不自然なのは仕様です。

Táimse im' chodhladh

Tráthnóinín déanach i gcéin cois leasa dom
Táimse im' chodhladh is ná dúistear mé
Sea dhearcas lem' thaobh an spéirbhean mhaisiúil
Táimse im' chodhladh is ná dúistear mé
Ba bhachallach péarlach dréimreach barrachas
A carnfholt craobhach ag titim léi ar bhaillechrith
'S í ag caitheamh na saighead trím thaobh do chealg mé
Táimse im' chodhladh is ná dúistear mé

Is mó buachaillín óg a thógadh go ceannasach
Táimse im' chodhladh is ná dúistear mé
Do cuireadh le foirmeart anonn thar farraige
Táimse im' chodhladh is ná dúistear mé
Go bheicfeadh an lá a mbeidh ár ar Shasanaigh
Ughaim ar a ndroim is iad ag treabhadh is ag branar dúinn
Gan mise a bheith ann mura dteannam an maide leo
Táimse im' chodhladh is ná dúistear mé

Ba bhachallach péarlach dréimreach barrachas
A carnfholt craobhach ag titim léi ar bhaillechrith
'S í ag caitheamh na saighead trím thaobh do chealg mé
Táimse im' chodhladh is ná dúistear mé
Táimse im' chodhladh is ná dúistear mé


ラーーニン ジェーナ ギェーン シュ ッサ
tráthnóinín déanach i gcéin cois leasa dom
tra:no:n'i:n' d'e:nǝx ǝ g'e:n' kos' l'asǝ dom
名詞 形容詞 前置詞 名詞 前置詞 名詞 前置代名詞
?afternoon? last, late far off beside of ring-fort for me
夕暮れ時 遅く遠く側に リングフォートの 私に
夕方遅く 遠い リングフォートの側 私にとって

In the late afternoon, I was far away, near a fairy fort.

tráthnóinín・・初っ端から辞書にない。男性名詞tráthnónaトラーーナ(tra:no:nǝ/午後、夕方)の別形?男性名詞tráth(tra:/時間、日、時 time, day)に女性名詞nóinーン(no:n/午後、夕方noon, afternoon)がくっついて、指小辞-ínつけた、とかそんな感じ?
iは英語のinに当たる前置詞。続く名詞の語頭が子音の場合、暗音化(別の子音をつけて元の子音の音を消す)する。母音で始まる名詞につく時はinになる。
gcéinは、形容詞または複合語を作る名詞cianキァ(k'iǝn/long, distant, far)の単数与格形céinキェーン(k'e:n')が暗音化したもの。だいたい「遠く、離れた」系の意味になる。
 "i gcéin"でin the distanceとかfar off
coisは、女性名詞cosの単数与格形。本来の意味はlegとかfoot(足、脚)だけど、様々なイディオムを作る。ここでは"cois+属格"でbesidealong。日本語で言う「〜の足元に」の概念に近いの?
leasaは、男性名詞lios(l'is)の単数属格形。
 ※liosとは、狭義には、アイルランド各地で散見される円形の遺構、住居跡のこと。英語の"ring-fort"に当たるけど、"hill-fort"とも呼ばれるような大規模な城塞のことではなく、盛土や石積で囲われたサークル状の区画、あるいは人工的に盛り上げた形跡のある小山状の土地を指す(たぶん)。妖精が棲むという伝説から、英語ではfairy fort(妖精砦) fairy mound(妖精塚)とも呼ばれる。場所によっては、妖精の怒りを買わないよう、中に入って遊んではいけないと言い伝えられているとか。
 広義には月面のクレーターもliosと呼ぶらしい。とりあえず「地上にある円形のナニか」="lios"でいいんじゃないかな。

domは、前置詞doの前置代名詞一人称単数形。

『夕暮れ時も遅くに 私が居たのは 遠く離れたフェアリー・フォートの側でした』
↑みたいな意味だよね、たぶん。「私にとって遠く離れたフェアリーフォートのすぐ側に」とか逐語訳すると何のことか分からんけど。


ーィムシャ レァ (ィ) ドゥシュトァ
Táimse im' chodhladh is dúistear
ta:ǝm's'ǝ ǝm xolǝ ǝs na: du:s'tæ:r m'e:
動詞(辞書形:bí)前置詞+所有形容詞(動)名詞(動詞辞書形:codail) 接続詞 小辞動詞(辞書形:dúisigh)人称代名詞
I'm i mo in my sleep and, as nobody wake me
私はいる 私の〜の中に 眠り だから 起こすな 私を
私は私の眠りの中にいるから 私を起こすな

I'm sleeping, don't wake me up.

táimseは存在動詞(b'i:/ある、いる、存在する)の一人称単数現在対照形。
 bíの現在形は、後ろに主語を伴う場合tá(ター)。一人称単数形だとtá mé(ターメー/私は存在するI am)。ゲール語の動詞文は、こんな感じの「動詞+主語」の後に目的語やら補語やらが続くのが基本の語順。ただし時制や人称によっては、「動詞+主語」を一語セットにした複合形にもなる。bíの一人称単数現在複合形は、tá(存在する)の後に人称語尾-im(私)をくっつけてtáim(ターィム/私は存在するI'm)。この複合形に、一人称単数の対照形接尾辞-seがくっつくと、「私」が強調される。
 代名詞の意味を強調するには、動詞の複合形に接尾辞をくっつける他、独立した代名詞を対照形に変えることもある。táimse(ターィムシャ)とtá mise(ターミッシャ)は、どちらも「私は存在する」。同じ意味だけど、必ずしも置き換え可能かは微妙。例えば「私はここにいる」と言いたい場合には"Tá mise anseo.(タ−ミッシャアンショー)"、「私は私の眠りの中にいる(眠っている)」の場合には"Táimse i mo chodladh.(ターィムシャィモホレ)"が適切みたい。どんな場合にどっちを使うのが自然なのか把握するには・・経験値を積むしかありませんか。そうですか。

im'は英語のinに当たる前置詞i(ǝ)と一人称単数の所有形容詞mo(mǝ)がくっついたもの。標準綴りでは、母音で始まる単語の前で"i m'"、それ以外で"i mo"。moは続く単語の語頭を軟音化(hを挿入して柔らかい音に)する。
chodhladhは、自・他動詞codailデル(kodǝl'/眠る、睡眠をとる)の動名詞codladhレァ(kolǝ/眠り、睡眠)が軟音化したもの。名詞としては男性名詞。何かdとlの間にhが一つ多いのは、方言・・かな?
 ゲール語の動名詞には、普通の名詞と同じように男女の性別がある。
isは、英語のandに当たる接続詞agusアガス(agǝs, ǝgǝs, ogǝs, gǝs)の略形。agusのaの音も、よく曖昧になったり省略されたりするけど、isのiの音もよく消える。
は否定の接語(小辞)。動詞の命令形と共に否定命令文を作る。
dúistearは、自・他動詞dúisighドゥーシー(du:s'i:/目覚める、起こす)の命令法自立形・・だよね?標準綴りだと"dúisitear"だけど、たぶん。
 自立形とは、主語を伴わず、人称語尾のついた複合形でもない動詞形。動作主を明示せずに一般な概念を語る時などに使われる。訳す時主語が必要な場合は「人(々)は〜」って感じにすればいいかも。
 この場合は不特定多数に向かって「誰も私を起こさないで!」ってこと?

は、一人称単数の人称代名詞(基本形)。「I(私は), me(私を)」。

『眠っている私を 起こさないで下さい』

シャ イャ ルェ アン ヴァン シュー
Sea dhearcas lem' thaobh an spéirbhean mhaisiúil
s'a γ'arkǝs l'ǝm hi:v ǝn sp'e:r' v'an was'u:l'
コピュラ+代名詞動詞(辞書形:dearc)前置詞+所有形容詞 名詞 定冠詞 名詞 形容詞
(Yes,) it is I beheld le mo by my side the beautiful woman decorative, elegant
そうだ 私は見た(反復)私の〜に 美女 美しく着飾った
そうだ。私の横に美しく着飾った美女を見たのだ。

So, I beheld a elegant beauty by my side.

seaはコピュラの現在肯定形isイス(ǝs/〜だ、〜である)と、応答の際にコピュラとセットで使う中性代名詞eaアー(a:/it)の合体。ちなみにゲール語には英語のYes/Noに当たる応答の副詞がない。
 コピュラとは、名詞や代名詞を繋ぐ役割をする語のこと。日本語の場合は「(〜は)〜だ、(〜は)〜です」のような語をコピュラと呼ぶ。
 英語の場合は、be動詞が存在動詞とコピュラを兼ねてるけど、ゲール語では、「(〜は)ある、いる」はbí(現在形:tá)、「(〜は)〜だ、〜である」はisで表す。

dhearcasは、自・他動詞dearcジャルク(d'ark/見るlook, behold)の一人称単数過去反復形。過去形はdhearcイャルク
 反復形とは、"Ar dhearc tu an speirbhean? dhearcais?"「あの美人見た?見たよね?」と繰り返して言う時や、"Ar dhearc tu an speirbhean? "「あの美人見た?」"Dhearcas!"「見たよ!」と質問に対する応答などに使う動詞形。
lem'は、英語のwithとかbyに当たる前置詞le(l'ǝ)と一人称単数の所有形容詞mo(mǝ)がくっついたもの。moは続く単語の語頭を軟音化(hを挿入して柔らかい音に)する。
thaobhは、男性名詞taobhティーヴ(ti:v/側、横)の単数主格が軟音化したもの。
anは単数名詞につく定冠詞。子音に挟まれるとnを発音しなかったりするけど、この歌ではゆっくり区切って発音している。女性名詞につく場合、語頭子音を軟音化したり、s+母音、sl-、sn-、sr-で始まる名詞の頭にtをくっつけたりする。ここでは名詞の語頭が「s+l,n,r以外の子音」なので変化なし。
spéirbheanは、女性名詞単数主格。女性名詞speirール(sp'e:r'/空、空気、軽やかさ、輝かしさ)と女性名詞bean(b'an/女)の軟音化したやつがくっついた複合語。
mhaisiúilは、形容詞maisiuilシュール(mas'u:l'/装飾的な、エレガントな)が軟音化したもの。女性名詞のすぐ後に続く形容詞は軟音化する。

『そう 私の傍らに 艶やかな装いの美女がいたのです』
 質問に答えるわけでもないのにSeaと言ってて、なお且つdhearcasと反復形になっている。
 相槌打ちながら話を聞いてる誰かさんに「そうそう、すんごい美女見ちゃったんだよこれが!」って絡むノリ?かもしれない。

ーィムシャ レァ (ィ) ドゥシュトァ
Táimse im' chodhladh is dúistear
ta:ǝm's'ǝ ǝm xolǝ ǝs na: du:s'tæ:r m'e:
動詞(辞書形:bí) 前置詞+所有形容詞 (動)名詞(動詞辞書形:codail) 接続詞 小辞 動詞(辞書形:dúisigh) 人称代名詞
I'm i mo in my sleep and, as nobody wake me
私はいる 私の〜の中に 眠り だから 起こすな 私を
私は私の眠りの中にいるから 私を起こすな

I'm sleeping, don't wake me up.

『眠っている私を 起こさないで下さい』

ワァ ラハ
Ba bhachallach péarlach dréimreach barrachas
waxǝlǝx p'e:rlǝx d'r'e:m'r'ǝx barǝxǝs
コピュラ形容詞形容詞 形容詞名詞
was ringleted pearly waby surplus, predominance
だった 巻き毛の真珠の波打った 余剰、優勢
巻き毛の、真珠のような、波打つ余剰だった

baはコピュラisイス(ǝs/〜だ、〜である)の過去肯定形または条件法。続く語頭を軟音化(hを挿入して柔らかい音に)する。
 コピュラ文の基本は、コピュラ+述語+主語。どうもいまいち自信ないけど、次のA carnfholtが主語でいいのかな?
bhachallachは、形容詞bachallachハラハ(baxǝlǝx/曲がった、巻き毛のcrooked, ringleted)の語頭が軟音化したもの。
péarlachは、たぶん男性名詞péarlaールラ(p'e:rlǝ/真珠)の形容詞化。
barrachasは、男性名詞単数主格。
ルト ーヴァ ティティ レー ーリャフリ
A carnfholt craobhach ag titim léi ar bhaillechrith
ǝ ka:rnolt kri:vǝx eg' titǝm' l'e: er' wa:l'ǝxr'ih
所有形容詞名詞形容詞 前置詞動詞(辞書形:tit) 前置代名詞 前置詞 名詞
her mass of hair branched at (to) fall with her/it on ?trembling limbs?
彼女(それ)の ふさふさした髪枝分かれした 落ちる 彼女(それ)と共に 〜の上に 震える四肢/器官に
震える四肢に落ちかかる彼女の枝分かれした髪房は、

Her branching hair that falling on her trembling limbs was ringleted, pearlescent, and wavy surplus.

aは、三人称の所有形容詞。ここでは「彼女の」。
 所有形容詞aが子音で始まる名詞につく時、「彼の(所有者が男性単数)」だと語頭を軟音化し、「彼女の(所有者が女性単数)」だと変化なく、「彼ら/彼女らの(所有者が複数)」の場合は語頭を暗音化する。
 ここでは、carnfholtの語頭が軟音化も暗音化もしていないので「彼女の」になる。

carnfholtは、たぶん男性名詞carnカールン(ka:rn/ケルン、積み重なったものcairn, heap, pile)と男性名詞foltフォルト(folt/髪hair of head)の軟音化したやつがくっついた複合語。
 fhは無音。
agは、英語のatに近い前置詞。
titimは、自動詞titチィ(t'it/落ちる)の動名詞。辞書によると「チェ(t'it'ǝm')」みたいな発音。名詞としては女性名詞。
léiは前置詞leルェ(l'ǝ/〜と一緒に)の前置代名詞三人称単数女性形。ここでは動名詞titimを指す。
 "ag titim léi"で「落ちると共に落ちる」=「落ち続ける、落ちている」のような意味になっている。たぶん。
arは、英語のon, in, at辺りの意味を持つ前置詞。後に続く名詞の語頭を軟音化(hを挿入して柔らかい音に)する。
bhaillechrithは・・なんだこれ?男性名詞ballバル{bal/(体の)器官、構成要素、四肢organ(of body), member(of body), limb}の複数主格baillバールと男性名詞crithクリー(k'r'ih/震え、身震いtremble, shiver, shudder)が軟音化したやつがくっついた複合語で語頭軟音化・・かな?

『幾房にも分かれ 震える体に垂れ落ちる彼女の髪は 巻き毛で 真珠の光沢をもち 溢れんばかりに波打っていました』
↑たぶんこんな意味。異論は認める。

スィー エグ イド ヒャラグ
'S í ag caitheamh na saighead trím thaobh do chealg
s i: eg' kahǝv said t'r'i:m hi:v xalǝg m'e:
接続詞人称代名詞 前置詞 (動)名詞(辞書形:caith) 定冠詞 名詞 前置代名詞 名詞 小辞 動詞(辞書形:cealg)人称代名詞
and, as she, her at (to) throw the arrows through me side stung me
なので 彼女は 投げて 矢(複)を 私を通して 刺した 私を
彼女が私を貫いて矢を投げたので (矢の)反対側が私を刺した。

As she threw the arrows, the points of theirs went through me.
こんな意味・・でいいのかな?thaobhが特に良く分からない。
複数形じゃないってことは、投げられた矢が列になって、その一面が「私」にすとととと、と突き刺さった・・みたいなイメージ?

'sは、英語のandに当たる接続詞agusアガス(agǝs, ǝgǝs, ogǝs, gǝs)の略形isイス(ǝs)。綴りでisと書いてあってもiが発音されないことはよくあるけど、ここでは完全に省略。
íは、三人称単数女性の人称代名詞離接形。
caitheamhは、自・他動詞caith(kah/投げる、摩耗する、費やすthrow, wear out, spend)の動名詞形。名詞としては男性名詞。
naは、複数名詞の主格か属格、または女性単数名詞の属格につく定冠詞。頭が子音の複数名詞につくと暗音化する場合が多いけど、この場合は変化なし。
saigheadは女性名詞saigheadイド(said/矢arrow, dart, bolt)の、ここでは複数属格。ここではcaitheamhの目的語。動名詞に目的語として続く定名詞(定冠詞付の名詞)は属格になる。
 単数属格だとna saighdeになる。
trímは、英語のthroughに近い前置詞tri(t'r'i:/〜を通して)の前置代名詞一人称単数形。標準綴りではtríom。
doは、過去の接語(小辞)。なくても意味が通るような気がする。
chealgは・・他動詞cealgルェグ(k'alǝg)の過去形。「騙す、誘う、(子供を)眠りにいざなう、(虫が)刺すdeceive, allure, (child)lull to sleep, (insect)sting」などの意味がある。

『そして 彼女が投げた矢が 私を刺し貫き(眠りに誘い)ました』

ーィムシャ レァ (ィ) ドゥシュトァ
Táimse im' chodhladh is dúistear
ta:ǝm's'ǝ ǝm xolǝ ǝs na: du:s'tæ:r m'e:
動詞(辞書形:bí) 前置詞+所有形容詞 (動)名詞(動詞辞書形:codail) 接続詞 小辞 動詞(辞書形:dúisigh) 人称代名詞
I'm i mo in my sleep and, as nobody wake me
私はいる 私の〜の中に 眠り だから 起こすな 私を
私は私の眠りの中にいるから 私を起こすな

I'm sleeping, don't wake me up.

『眠っている私を 起こさないで下さい』



 美しいアシュリング(Aisling:幻想詩)。訳はとりあえずここまで。
 ここまでなら、夢の中で美女が話しかけてくるという何ともロマンティックなシチュエーション。ここまでなら。

 え〜、ネタバレすると、この美女(spéirbhean)は擬人化されたアイルランドさん。そんでアイルランドの愛国歌である以上、そこは必然的にアレなわけで・・
 続く2番では、この高雅な美女が切々と述べ語ります。アイルランドの若者たちがイングランド人たちに迫害されていることを。更に、(KOKIAさんは歌ってない)3番では、武器を取って立ち上がれ、イングランド人を打倒しろと扇動しております('A`)
 んな感じで、だ〜いたいの意味は分からんでもないんだけど、調べても分からない単語やどう繋がるのか?なところがいっぱい。foirmeartって何よ?石の形?Do cuireadhって埋めたの?埋まったの?何が?
 参考にしようとググってみても、英訳がほぼ見つからない。歌詞の一部訳なら見つかるんだけど、特に二番が分からない。この曲が入ってるCD、KOKIAさんのやつ以外にも2枚ほど持ってるんだけど、やっぱ歌詞対訳ついてないんだよなー。あんま有名じゃないのか、それとも内容的に【お察しください】なのか?
 てことでごめんなさい。完成する気配がありません。

(ィ) ブァハリーン ーガハ キァナサハ
is buachaillín óg a thógadh go ceannasach
ǝs mo: buǝxǝl'i:n' o:g ǝ x'o:gǝx k'anǝsǝx
接続詞 形容詞 名詞 形容詞 小辞 動詞(辞書形:tóg) 小辞 形容詞
and, as great little boy young who used to be raised commandingly
だから 偉大な 少年、若者 若い 〜であるところの 立って(育って)いた 堂々と
堂々と立っていた 偉大な若者は

Great young man who commandingly used to be raised is

は形容詞morモール(mo:r/big, great, large)の略形。
buachaillínは、男性名詞buachaillブァハル(buǝxǝl'/boy, young man)の単数主格+指小辞-ín・・だと思う。
ógは、young, juniorの意味の形容詞。
aは直接関係小辞。英語の関係代名詞that, who, whichのような役割で直接目的語を作る。後ろに続く動詞の語頭を軟音化するけど、ここでは初めから軟音化してるので変化なし。
thógadhは自・他動詞tógトーグ(to:g/取り上げる、建てる、立つ、育てる、育つlift, raise, take up, built, bring up)の三人称単数習慣過去形。
goは、形容詞の前について副詞句を作る接語(小辞)。
ceannasachは、sovereign, commanding, masterful, assertiveの意味を持つ形容詞。

『かつて堂々と地を踏みしめた 偉大な若者は』

イャ ルェ フォルェマルト ハル ファーリゲ
Do cuireadh le foirmeart anonn thar farraige
γ'arkǝs l'ǝ for'ǝm'art ǝnon har fa:rǝg'ǝ
小辞 動詞(辞書形:cuir)前置詞 名詞 副詞 前置詞 名詞
buried by ?stone form? thither across sea
埋めた〜に 石の形 あちらへ 向こうの
海の向こうへ石の形で埋めた

doは、過去の接語(小辞)。
cuireadhは、自・他動詞cuir(k'ir/蒔く、植える、埋める、置くsow, plant, bury, set, put)の過去自立形。
leは、英語のwithとかbyに当たる前置詞。
foirmeartは・・これまた、なんだこれ?女性名詞foirmフォルェム(for'ǝm'/形、形状form)の単数主格(か与格)と男性名詞artアルト(art/石stone)の単数主格がくっついた複合語?
anonnは、副詞、または前置詞、または形容詞。意味は「あちらへ、向こう側へthither, over, to the other side」。
tharは前置詞。over, across, above, beyond辺りの意味。
farraigeは、「海」を意味する女性名詞単数主格か属格か与格。

『海の向こうで (石の形)で埋まった』


参考文献

※背景画像:↓をお借りして加工致しました。
http://www.geograph.org.uk/
Downan Cemetery Ballycon, Mount Lucas Daingean Offaly
Photo by Kenneth Gallery Smyth

※ミニアイコン:↓のフリーウェアをお借りしました。


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